Vino Storia

ワインのお話

山梨 / 勝沼

マンズワイン 勝沼ワイナリー

MANNS WINE Katsunuma Winery

キッコーマンが始めたワイン会社の最初のワイナリーで、甲州ぶどうを古酒や泡のワインへと広げてきました。

  • 見学 予約制
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • ショップ
「MANNS WINES」「マンズワイン」の大きな看板を掲げた白い建物と、手前の刈り込んだ植え込み
写真: Fumihiko Ueno / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制
内容
スタンダードツアー(平日): スタッフの案内で、ふだんは入れない地下セラーの樽熟成庫と、熟成中のスパークリングワインの瓶を見る。試飲は含まない
プレミアムツアー(土日祝): 地下でマンズワインと日本ワインの映像を見てから地下セラーへ。最後にソラリスルームで造り方と料理の合わせ方の話を聞きながら試飲
日時
スタンダードツアー 月〜金(祝日を除く)14時
プレミアムツアー 土・日・祝 14時。開始時間までにショップのレジで受付
所要時間
スタンダードツアー 約30〜40分/プレミアムツアー 約60分
定員
スタンダードツアー 30名/プレミアムツアー 16名(13名以上は団体の予約)
料金
スタンダードツアー 500円(小学生未満は無料)/プレミアムツアー ワイン3種付き 1,500円、ジュース2種付き 1,000円。いずれも税込で、当日ショップのレジで支払う
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
4月〜11月 9時30分〜16時30分
12月〜3月 10時〜16時
定休日
無休
臨時休業 2026年11月20日、12月11日
年末年始 2026年12月28日〜2027年1月4日
試飲
ショップで最大25種類ほどの有料試飲(1杯200〜1,500円、ワイングラスで。種類は時期で変わる)。無料の試飲はない
ショップ
あり(2020年に改装したワイナリーショップ。ソラリスルームでは古いヴィンテージのソラリスも扱う。地元の土産や雑貨もある)
飲食
なし(食事のできる施設はない)

車や自転車を運転する人には、お酒を出していません。プレミアムツアーは「ジュース2種付き」で申し込んでください。
案内なしでツアーの場所に入ることはできません。ツアーは日本語だけです(展示は英語の表記あり)。
5月〜11月の土日と連休は混み合います。
ペットを連れての入場はできません(補助犬は可)。
最寄りは勝沼ぶどう郷駅ではなく塩山駅です。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山梨県甲州市勝沼町山400
電車で
JR中央本線 塩山駅からタクシーで約5分
車で
中央自動車道 勝沼インターチェンジから約7キロメートル
駐車場
普通車40台、大型バス10台(無料)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がマンズワイン 勝沼ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: スタンダードツアー 月〜金(祝日を除く)14時 プレミアムツアー 土・日・祝 14時。開始時間までにショップのレジで受付

定員: スタンダードツアー 30名/プレミアムツアー 16名(13名以上は団体の予約)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

マンズワイン 勝沼ワイナリーとは?

マンズワイン 勝沼ワイナリーは、山梨県甲州市勝沼町の山(やま)という地区にあるワイナリーです。マンズワイン(MANNS WINE)は、しょうゆのキッコーマンが1962年に始めたワインの会社で、このワイナリーで最初の仕込みをしました。会社は「マンズワイン創業の地」と呼び、日本ワインをはじめほとんどの製品をここと長野県の小諸ワイナリーで造っています。社名は、親会社のキッコーマンの「マン」と、聖書に出てくる天から授かった食べもの「マナ(manna)」にちなみます。

このワイナリーは、日本で古くから育てられてきた白ぶどうの甲州(こうしゅう)を、さまざまな形のワインにしてきました。会社の通販のページによれば、1970年代には「甲州は熟成には向かない」と言われていました。マンズワインはそこで、甲州を酸化させずに長く熟成させる造り方に取り組みます。


研究畑と地下のセラー

ワイナリーの最寄りの駅は勝沼ぶどう郷駅ではなく、塩山(えんざん)駅です。会社の説明では、1963年に最初の仕込みを始めてから、ワイナリーのまわりに実践のための研究畑を開き、甲州をはじめ、ヨーロッパの品種も育ててきました。日本の風土に合うワイン用のぶどうを求めて、品種の改良や、よい木を選んで増やす研究を重ねたとしています。ワイナリーの近くには「うら庭」と呼ぶ自社の畑もあり、2025年のソラリス 山梨 甲州は、この畑の甲州だけで造られました。

会社は山梨を、澄んだ空と山々に囲まれ、水の豊かな扇状地が広がる土地と紹介しています。盆地ならではの昼と夜の寒暖の差、長い日照時間、少ない雨が、ぶどうの栽培に向いているといいます。会社が山梨で中心に据えるのは、甲州と、新潟の川上善兵衛が1927年に生み出した黒ぶどうのマスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)です。

地下には、一年を通して温度と湿度の安定したセラーがあり、樽でワインを熟成させています。山梨県の観光サイトは、このワイナリーを山梨県内で最大の生産量を持つワイナリーと紹介しています(2023年4月時点の情報)。


歩み

1962年に前身の勝沼洋酒株式会社が生まれ、翌1963年、勝沼ワイナリーの第一期の工事が終わって最初の仕込みが行われました。1964年に社名をマンズワインに改め、「オリンピック記念」と銘打った最初の製品を売り出しています。ワイナリーが完成したのは1965年です。

1967年に仕込んだ「ヴィンテージ甲州 1967」は、1971年の国際ワインコンクールの最高級酒の部門で金賞を受けました。会社は、ヨーロッパの高級ワインと並ぶ甲州を目指して技術陣が力を注いだ結果、国際的なコンクールで初めて認められたと書いています。

そのあとの年表には、甲州のワインが次々に並びます。1982年に甲州の新酒、1986年に1975年の甲州を寝かせた古酒、1989年には発酵を終えたワインを澱(おり)の上で寝かせるシュール・リー(sur lie)、1991年には樽で仕込んだ甲州と、濁ったままの新酒を出しました。2008年に出した「甲州 酵母の泡」は、甲州で造るスパークリングワインです。

2013年に醸造の設備を新しくし、2018年からは、このワイナリーで甲州とマスカット・ベーリーAから造るいちばん上のワインを「ソラリス(SOLARIS)」の名で出しています。ソラリスは、もともと小諸ワイナリーで2001年に始まったシリーズです。2020年にはワイナリーのショップを改装しました。


代表的なワイン

ソラリス 古酒 甲州は、山梨県の甲州で造ったワインを、空気に触れさせずに10年以上熟成させた甘口の白ワインです。色は緑がかった金色で、桃や梅、杏、プラムのような果実の香りに、はちみつの香りが重なります。なめらかな口当たりで、伸びのある酸と、うまみを伴う甘みが広がり、余韻が長く続きます。いまの商品は2014年のぶどうから造られています。

ソラリス 山梨 甲州は、2025年の収穫では「うら庭」の甲州だけを使い、区画ごとに収穫の時期を分けました。区画ごとにシュール・リーや樽での発酵と造り方を変えて、最後に合わせています。色は輝きのある淡いライムイエローで、ライムを中心にした柑橘の香りに、白い花や白桃、梨の香りが続きます。樽の香りはかすかで、切れのある酸と穏やかな苦みで締まった辛口です。

酵母の泡 甲州は、密閉したタンクの中で二度目の発酵をさせて泡を生む「シャルマ方式(Charmat)」で造るスパークリングワインです。瓶の中で発酵させる方法をとらないのは、酵母の香りより、ぶどうそのものの香りを生かすためだと会社は説明しています。グレープフルーツやみかん、白桃や梨の香りがあり、ほどよい甘さのやや辛口です。会社は天ぷらや寿司、鶏のから揚げ、少し甘みのある野菜の煮物を挙げています。

調査時点(2026年11月3日)の公式通販の価格は、ソラリス 古酒 甲州(2014年、750ミリリットル)が7,150円、ソラリス 山梨 甲州(2025年、同)が3,960円、酵母の泡 甲州(720ミリリットル)が2,200円でした。

基本情報

創業
1963年(勝沼ワイナリーの建設の第一期工事が終わり、最初の仕込みをした年。会社の前身「勝沼洋酒」の設立は1962年)
人物
島崎大(マンズワイン代表取締役社長)
宇佐美孝(ソラリス 山梨 甲州の醸造責任者。公式通販の表示)
松本信彦(ソラリス 古酒 甲州の醸造責任者。同)
代表的なワイン
ソラリス 山梨 甲州 / ソラリス 古酒 甲州 / 酵母の泡 甲州
産地の表示
GI Yamanashi(地理的表示「山梨」。一部の銘柄)
公式サイト
mannswines.com

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