Vino Storia

ワインのお話

山梨 / 勝沼

ラベルヴィーニュ

La belle vigne

河口湖のピノ・ノワールの畑からぶどうづくりを始めたつくり手が、2019年に勝沼の河原で開いた小さなワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • ショップ
頭の上に張った棚いっぱいにぶどうの葉が茂り、小さな房が下がっている。手前に古い茶色の甕が置かれている
写真: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制
内容
ワイナリー併設の屋外ショップでのワインの購入。見学のツアーの案内は無い
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
屋外のショップを土曜・日曜・祝日を中心に開けている(時間の記載なし)
ショップ
あり(ワイナリー併設の屋外ショップ。オンラインショップもある)

土日はワイナリーにいることが多いものの、工場や畑の作業で応対できないことがあります。連絡してから訪ねてください。
会えないときは、勝沼ワイン村の売店、ぶどうの丘、JAフルーツ山梨 フルーツ直売所勝沼店でも一部のワインを買えます(営業状況は各店で確かめてください)。
公式サイトのお知らせの更新は2023年9月が最後で、新しい情報はインスタグラム(bellevigne510)に出ています。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山梨県甲州市勝沼町勝沼2561-8
電車で
JR中央本線 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで7〜8分(1,200円ほど)
JR中央本線 塩山駅(特急が停まる)からタクシーで約10分
車で
中央自動車道 勝沼インターチェンジから勝沼バイパスを甲府方面へ。2つ目の信号の下岩崎交差点を右折し、ぶどう橋を渡ってすぐ右折、300メートル

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がラベルヴィーニュに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ラベルヴィーニュとは?

ラベルヴィーニュ(La belle vigne)は、山梨県甲州市勝沼町勝沼にある小さなワイナリーです。公式サイトは自らを「勝沼の河原にある小さなワイナリー」と名乗っています。名前はフランス語で、belle は「美しい、素敵な、見事な」、vigne は「ぶどう」の意味だと説明しています。

ワイナリーのある勝沼で造っていますが、ぶどうは勝沼のものだけではありません。甲州市の塩山(えんざん)、北杜市の明野(あけの)、富士山のふもとの富士河口湖町と、山梨県内の離れた土地のぶどうを、産地ごとに別のワインに仕込んでいます。そのなかで、つくり手が最初にぶどうの栽培に関わったのは、ワイナリーではなく河口湖のピノ・ノワール(Pinot Noir)の畑でした。


河原のワイナリーと、県内の畑

ワイナリーへの道順は、勝沼インターチェンジから勝沼バイパスを甲府の方へ進み、下岩崎の交差点を右に折れて、ぶどう橋を渡ってすぐ右、と公式サイトにあります。河原のそばの、ワイナリーがいくつか集まる一角です。公式サイトによれば、この「勝沼ワイン村」には、ラベルヴィーニュを含めて8つのワイナリーが集まり、売店やレストランもあります。隣の番地には、同じ村のドメーヌ・ジンがあります。

ぶどうの産地は、ワインの名前を見ると分かります。デラウェア(Delaware)と、タンクで発酵させる甲州(こうしゅう)は、甲州市の塩山で育ったものです。甲州は日本で古くから育てられてきた白ぶどうです。樽で発酵させる甲州と、黒ぶどうのマスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)は、勝沼で育ったものです。シャルドネ(Chardonnay)とカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロは、県の北西にある北杜市明野のものです。

ピノ・ノワールは、富士河口湖町大石(おおいし)で自分たちが手入れをしている畑で育てています。公式のお知らせによれば、ワイナリーを始める前に最初に関わったのがこの畑で、借り受けた畑も合わせて、2022年に初めてピノ・ノワールのワインを仕込みました。ラベルには、畑とそこから見える富士山の絵を載せています。

自分たちで借りた畑もあります。2021年2月のお知らせには、しばらく使われていなかった山ぎわの畑を借り受け、植わっていた巨峰をアジロン(アディロンダック、Adirondack)に変えようと、枝を継いだことが書かれています。この畑では、2019年にはスズメバチとカラス、2020年には収穫の間際にほとんどの実をカラスに食べられたそうです。紙の袋を掛けておいても、カラスは上手に袋を破って色づいた実を食べていく、とつくり手は書いています。


歩み

公式サイトに「勝沼に小さなワイナリーを始めました」と載ったのは、2019年5月です。その年の9月から、デラウェア、アディロンダック、マスカット・ベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン、甲州を収穫して仕込みました。11月には山梨のワインツーリズムに加わり、新酒のデラウェアとアジロンを多くの人に試飲してもらった、とお知らせにあります。そのころはまだ村全体の工事が遅れていて、勝沼ワイン村の第一期がグランドオープンしたのは2020年7月23日でした。

2020年に仕込んだマスカット・ベーリーAと甲州は、地理的表示「山梨(GI Yamanashi)」を取りました。山梨で育ったぶどうだけを使い、決められた造り方を守ったワインに表示できる、産地の名前です。2021年2月にはインターネットでの販売を始めています。

公式サイトは、ぶどうの育て方にはさまざまな考え方がある、と書いたうえで、自分たちは土づくりから自然との調和を考え、ワインにもなるべく負荷をかけずに「育てるように醸造」すると説明しています。


代表的なワイン

甲州 樽発酵は、勝沼の甲州を、ぶどうに付いている天然の酵母で、樽の中で発酵させた白ワインです。甲州らしい香りに樽の香りがほのかに重なる、メリハリのある味わいとされ、2022年からは百舌鳥(もず)の絵のラベルになりました。緑色の瓶に詰めています。同じ甲州でも、塩山のぶどうをタンクで発酵させた甲州は透明の瓶で、ろ過せずに詰めた、すっきりした辛口です。海の幸や鶏肉の料理によく合うとされています。どちらも GI Yamanashi を取っています。

デラウェアは、塩山で完熟させたデラウェアだけを使い、糖を足さずに天然の酵母で醸し、ろ過せずに瓶に詰めた辛口の白ワインです。若いうちのフレッシュな味わいも、しばらく瓶の中で寝かせた味わいも楽しめる、と説明されています。

テロワールシリーズの「河口湖ピノ」は、大石の畑のピノ・ノワールだけでつくる辛口の赤ワインです。酸味の釣り合いがよく、スパイスや茶葉の香りがあるとされています。同じシリーズの「明野」は、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを半分ずつ合わせた、果実味の豊かな赤ワインです。

勝沼のマスカット・ベーリーAだけで造った2017年と2018年の赤ワインも、ワイナリーで売っています。調査時点(2026年10月27日)のオンラインショップでは、2017年が税込2,420円でした。オンラインショップには2021年のワインまでしか載っておらず、ほかの銘柄の値段は電話かメールで確かめる必要があります。

基本情報

創業
2019年(5月。公式サイトで「勝沼に小さなワイナリーを始めました」と知らせた年)
人物
後藤真弓(代表)
代表的なワイン
甲州 樽発酵 / 甲州 / デラウェア / テロワールシリーズ「河口湖ピノ」
産地の表示
GI Yamanashi(地理的表示「山梨」。甲州の2銘柄)
公式サイト
belle-vigne.net

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