Vino Storia

ワインのお話

山梨 / 塩山

甲斐ワイナリー

Kai Winery

江戸時代から酒を造ってきた塩山の風間家が、蔵屋敷をそのまま使って始めたワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリーツアー(1名1,000円、木曜を除く毎日
内容
ワイナリーの隣の畑、醸造場を案内し、ワインをテイスティングするワイナリーツアー
日時
木曜と年末年始を除く毎日
11時、13時(9月〜10月は収穫と仕込みのため休止。団体は相談)
所要時間
約30分
料金
1名1,000円
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
9時〜18時
ワインカフェ古壺は平日10時30分〜15時、土曜・日曜・祝日10時30分〜17時(いずれもラストオーダー)
定休日
木曜日(祝日の場合は営業)
ワインカフェ古壺は水曜・木曜(祝日の場合は営業)
試飲
ツアーの中でテイスティング。ワインカフェ古壺に有料のテイスティングセット(4種2,200円、白2種1,100円、赤2種1,500円)
ショップ
あり(主屋の売店)
飲食
ワインカフェ「古壺(ここ)」(築200年ほどの土蔵。ワインは売店と同じ価格、ランチセット、自家製のケーキ。予約制のランチコースもある)

調査時点(10月27日)は、ツアーが休止している9月〜10月にあたります。11月以降の予定を電話かフォームで確かめてください。トップページのツアー案内には、この休止の記載がありません。
ワイナリーの定休日は木曜、カフェは水曜と木曜です。
試飲をするなら、塩山駅から歩くか、運転しない人と一緒に行ってください。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山梨県甲州市塩山下於曽910
電車で
JR中央本線 塩山駅から徒歩12分(タクシーで1分)
車で
中央自動車道 勝沼インターチェンジから約10分
駐車場
普通車15台・バス2台(バスは要予約。山梨県の観光サイト、2022年10月時点の情報)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が甲斐ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 木曜と年末年始を除く毎日 11時、13時(9月〜10月は収穫と仕込みのため休止。団体は相談)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

甲斐ワイナリーとは?

甲斐ワイナリー(Kai Winery)は、山梨県甲州市の塩山(えんざん)、JR塩山駅から歩いて12分ほどの下於曽にあるワイナリーです。会社ができたのは1986年ですが、建物ははるかに古く、江戸時代から酒を造ってきた風間家の蔵屋敷をそのまま使っています。

会社の説明によれば、風間家には1543年(天文12年)に武田家から授かった御朱印状が伝わり、1834年(天保5年)に風間懐慧が酒造業を始めました。甲斐ワイナリーは、その歴史をとどめる蔵屋敷で生まれています。いま栽培と醸造を率いているのは、2005年に入社した風間聡一郎です。

この家にしかないものは、日本酒を仕込んでいた土蔵です。いまはそこが、ワインを寝かせる貯蔵庫になっています。


養蚕の町の蔵屋敷

塩山は、かつて養蚕で栄えた町でした。会社は、売店のある主屋の造りにその名残があると書いています。主屋とワインの貯蔵庫、書庫は築150年ほど、併設のカフェの建物がいちばん古く築200年ほどで、あわせて四棟が国の登録有形文化財になっていると紹介しています。

貯蔵庫の壁はすべて土壁です。屋根までの高さがあるので熱がこもりにくく、一年を通してひんやりとしているといいます。ワインはここで静かに熟成を経てから出荷されます。醸造場は敷地の北側にあり、ステンレスのタンクや搾り機など、ほとんどの設備がそこに集まっています。年に3万本ほどをつくる小さな蔵です。

自社の畑はすべて甲州市の中にあり、甲州(こうしゅう)、メルロ(Merlot)、バルベーラ(Barbera)などを育てています。甲州は、日本で古くから育てられてきた白ぶどうの品種です。敷地の南側には、樹齢の高い甲州の棚があり、散策ができます。この棚の甲州は樹齢60年ほどの古い木から穫れるといい、力強くきれいな酸があると会社は説明しています。春には、敷地で朝に掘ったたけのこを、店でワインを買った人に配っているそうです。


歩み

酒蔵の家がワイナリーを興したのは、1986年です。県の観光サイトは、創業以来の伝統と技術に新風を吹き込みながら、日本人の繊細な味覚と食文化に合うワインを目指してきたと紹介しています。同じサイトが代表銘柄に挙げるのは、甲州の辛口の白ワイン「かざま甲州」です。

2013年からは、やや甘口の甲州を新酒としても出しています。2026年の新酒は11月3日の売り出しです。酒造りを始めてから190年を記念した白ワイン「190」もあり、主に自社の畑の新しい区画に植えた5種類のぶどうを合わせてつくっています。そのうち4種類が、香りの華やかな品種だといいます。2026年3月には、それまでワイナリーでしか買えなかったデラウェアのオレンジワインを、定番の商品にしています。

栽培と醸造は、少ない人数でまかなっています。公式サイトに名前が挙がるのは4人で、そのうち3人が山梨大学の認定するワイン科学士です。お知らせには、その年の天候の振り返りも残っています。2025年は雨が少なく、これまででいちばん無理なくぶどうを育てられた年、2026年は9月の長雨に苦しみながらも、量を落とさずに健全なぶどうが穫れた年でした。


代表的なワイン

かざま甲州辛口は、会社が「私達のスタンダード」と呼ぶ辛口の白ワインです。柑橘や青りんごの香りがあり、凝縮感と、伸びのある酸があるとされています。シンプルでキレのある味わいで、和食から中華まで幅広く合わせられると県の観光サイトは紹介しています。

キュベかざま甲州辛口は、ワイナリーの南側の棚で育つ古い甲州だけでつくる辛口の白ワインです。ミネラルにあふれた味わいとされ、魚や野菜のほか、塩で焼いた鶏肉にも合うと会社はすすめています。熱による殺菌や、ワインの中の結晶(酒石)を取り除く処理をせず、できるだけ自然に近い造り方をしています。

かざま甲州SurLieは、甲州市の農家が育てた甲州を使う白ワインです。発酵を終えたあと、底に沈んだ澱(おり)の上で数か月寝かせる「シュール・リー(sur lie)」という造り方でうまみを引き出しています。口当たりはなめらかでやわらかく、それでいて澄んだキレがあり、うまみをともなう余韻が続くとされています。

キュベかざまメルローは、自社の畑で完熟を待って摘んだメルロを、選果のうえ小さな樽で12か月熟成させた赤ワインです。イチゴやラズベリーのような赤い果実を思わせる、華やかで複雑な香りがあり、重さのなかに繊細な口当たりがあるとされています。

敷地の土蔵を生かしたワインカフェ「古壺(ここ)」では、ここのワインをすべて、売店と同じ値段で飲めます。グラスでも頼め、カフェでしか出していないデラウェアのワインもあります。春と秋には、築150年の主屋と庭を眺める屋外の席が設けられます。

調査時点(2026年10月27日)の公式通販の価格は、かざま甲州辛口(2025年、750ミリリットル)が1,980円、キュベかざま甲州辛口(2024年、同)が2,970円、キュベかざまメルロー(2023年、同)が3,960円でした。

基本情報

創業
1986年(甲斐ワイナリー株式会社の設立年。酒造業の創業は1834年)
人物
風間懐慧(1834年に酒造業を創業)
風間敬夫(代表取締役社長)
風間聡一郎(栽培醸造責任者)
代表的なワイン
かざま甲州辛口 / キュベかざま甲州辛口 / キュベかざまメルロー
公式サイト
kaiwinery.com

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