Vino Storia

ワインのお話

長野 / 東御

リュードヴァン

Rue de Vin

人の手が入らなくなり、雑木林になっていたりんご畑の跡に、ぶどうの樹を植えました。

  • 見学 不可
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン

見学・予約

見学
不可(公式サイトに見学の案内が無い)

営業案内

営業時間
ショップ 10時〜17時
カフェレストランのランチ 11時〜14時(ラストオーダー)
定休日
第2火曜日・水曜日・木曜日(2026年4月以降の営業についてのお知らせ)
冬は不定休
試飲
カフェで試飲サイズ1杯200円、グラスワイン500円から
ショップ
あり(ワインショップ。公式サイトのオンラインショップもある)
飲食
カフェレストラン「カフェ・リュードヴァン」(ランチはランチコースか平日限定のランチセット。ディナーは1週間前までの予約制のおまかせコース 12,100円、ワインのペアリング 5,500円)
金曜・土曜は2組限定の宿「シャンブルドット・リュードヴァン」(夕食と朝食付き)

公式サイトの中で営業日の案内が食い違っています。カフェのページの表は「ショッピングとテイスティング 10時〜17時、無休(年末年始を除く)」、2026年2月のお知らせは「4月以降は第2火曜・水曜・木曜が定休日」、会社概要は「ランチは火曜定休」です。冬は不定休になり、ショップを閉めている時間帯も多いとワイナリーは書いています。訪ねる前に電話で確かめてください。
食事をするなら事前の予約を勧めています(予約フォームか電話)。混み合う時期は11時〜12時のランチだけを予約で受け、試飲や買い物だけならランチの時間を避けると、ゆっくり見られると案内しています。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、駅からタクシーを使ってください。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県東御市祢津405
電車で
しなの鉄道 田中駅からタクシーで約10分(上田駅から田中駅まで約12分)
車で
上信越自動車道 東部湯の丸インターチェンジから約5分

ワイナリーの話

リュードヴァンとは?

リュードヴァン(Rue de Vin)は、長野県東御市(とうみし)の祢津(ねつ)にあるワイナリーです。上信越自動車道の東部湯の丸インターチェンジから車で5分ほどの斜面にぶどう畑が広がり、そのかたわらに醸造所とカフェレストラン、ワインショップがあります。代表は醸造家の小山英明(こやま ひであき)です。

名前はフランス語で「ワイン通り」を意味します。公式サイトは、畑とワイナリーに通じる一本の通りから、やがてレストランやオーベルジュ(宿のあるレストラン)が生まれ、次の新しいワイナリーやぶどう農家が続いて、「ワイン通り」が延びていくことを思い描いて付けた名前だと説明しています。


りんご畑の跡の斜面

畑のある場所は、千曲川(ちくまがわ)に沿うように開けたなだらかな斜面です。公式サイトによれば、ここはかつて一面のりんご畑でした。全国で農業を担う人が減るなか、この土地も人の手が入らなくなり、人が分け入れないほどの雑木林に変わっていたといいます。リュードヴァンは、その荒れた農地にもう一度ぶどうの樹を植えるところから始まりました。

雑誌『Discover Japan』のウェブ版(2022年2月)は、山梨と長野で経験を積んだ小山が、思い描くワインを造れるのはここだと確信し、自ら重機を運転して開墾したと伝えています。

斜面について、公式サイトは「乾いた風が斜面を吹き上がり、豊富な日射量と大きな寒暖の差を生み出す」と書いています。土については、通販のページに、烏帽子岳(えぼしだけ)がつくった火山性の酸性の土壌だとあります。ワイナリーは、この土からはちみつのような甘やかな香りと、まろやかでもしっかりしたミネラル感が生まれると考えています。

畑では過度な農薬や肥料を使わず、地面には草花を茂らせ、樹には虫が、土には微生物が暮らす豊かな生態系をつくることを心がけているといいます。会社概要によれば、栽培面積は2018年の時点で5.7ヘクタールでした。いまはシャルドネ(Chardonnay)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、メルロ(Merlot)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)が主な品種です。2026年には、同じ祢津の御堂(みどう)地区に開いた大きな畑で、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・グリ(Pinot Gris)の大きな収穫を見込んでいると書いています。

公式サイトの言葉には、目指す先がはっきり出ています。

フランスはブルゴーニュ地方コート・ドールのように、いつか日本の”黄金の丘”と呼ばれる日のことを夢見て…。


歩み

株式会社リュードヴァンの設立は2008年です。公式サイトの赤ワインと白ワインのページは、どちらも「自社農園100%」でつくると書いています。

ワインを出す時期は、年におよそ3回に分けています。春にステンレスのタンクで発酵させたソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、ピノ・グリを、初夏に樽で発酵・熟成させたブルゴーニュ系のワインを、秋にボルドー系の赤ワインを出す順番です。2025年産のワインからは、よりリッチな味わいに仕上げたものに、金色のシールで「シュペリュール(Supérieur)」と表示するようになりました。

醸造所のかたわらでは、地元の旬の食材を使った料理とワインを出すカフェレストランを営み、金曜と土曜には2組限定の宿も開いています。


代表的なワイン

ソーヴィニヨン・ブランは、ワイナリーが「当社の一番人気」と書く辛口の白ワインです。フランスのロワール川上流の産地を思わせるスタイルで、青りんごやパッションフルーツの香りに、余韻には蜂蜜のような甘い香りもあるとされています。豊かな酸としっかりした骨格があり、栓を開けてからも長く持つといいます。

シャルドネ コリーヌドール(Chardonnay Colline d’Or)は、フランス産のオークの小樽で発酵・熟成させる辛口の白ワインです。名前の「コリーヌドール」はフランス語で「黄金の丘」のことで、手本はブルゴーニュのコート・ドールです。りんごや桃、蜂蜜の香りに、樽からのバニラのような香りが加わるとされています。ステンレスのタンクで発酵させるシャルドネもあり、こちらはシャブリを思わせるスタイルだと説明されています。

ドゥー・ローブ・ヴィオレット(Deux Robes Violettes)は、自社畑のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを合わせた赤ワインです。長野県ではメルロ単独のワインが高く評価されてきましたが、リュードヴァンはカベルネ・ソーヴィニヨンと合わせることで味わいに深みを出すと書いています。合わせる割合は年ごとに変えています。

調査時点(2026年11月3日)の公式オンラインショップの税込価格(750ミリリットル、送料別)は、ソーヴィニヨン・ブラン2025とドゥー・ローブ・ヴィオレット2024が5,500円、シャルドネ コリーヌドール2025 シュペリュールが6,000円でした。

基本情報

創業
2008年(株式会社リュードヴァンを設立した年)
人物
小山英明(代表取締役。醸造家)
畑
5.7ヘクタール(公式サイトの会社概要。2018年現在)
代表的なワイン
ソーヴィニヨン・ブラン / シャルドネ コリーヌドール / ドゥー・ローブ・ヴィオレット
公式サイト
ruedevin.jp

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