Vino Storia

ワインのお話

長野 / 東御

ぼんじゅーる農園

Bonjour Nouen

医師だった農園主が長野でぶどうを植えてから、自分の醸造所を開くまでに13年かかりました。

  • 見学 予約制
  • 見学無料
  • ショップ

見学・予約

見学
予約制・有料のぶどう畑と醸造所のガイド付きツアー
内容
ぶどう畑と醸造所を案内するガイド付きツアー
ほかに、ぶどう畑の一部を一般に公開している(案内なし。公式サイトに畑ごとの緯度・経度を載せ、現地に農園のロゴの小さな看板を立てている)
日時
9月上旬〜11月上旬を除く時期。日時は予約システムの空きによる(2026年10月27日には、予約システムに選べるメニューが出ていなかった)
料金
有料(金額は公式サイトに記載なし。ファンクラブ会員と取扱酒販店は無料)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

定休日
9月上旬〜11月上旬(収穫と仕込みのため、直売所の来店と見学を休む)
ショップ
あり(醸造所に併設の「ぼんじゅーる農園直売所」。来店は予約制)
公式ウェブショップ「ぼんじゅーる農園直売所です。。。」

9月上旬〜11月上旬は、収穫と仕込みのため見学と直売所の来店を休んでいます。再開の日は予約システムで確かめてください。
公開しているぶどう畑はほかの農家の畑と隣り合っています。ほかの農地に入らない、農道で喫煙やごみのポイ捨てをしない、2トン以上の車で農道に入らない、駐車や長時間の滞在を控える、の4点を農園が求めています。
メールの返信には7〜35日ほどかかると農園は案内しています。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県東御市祢津240-3

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がぼんじゅーる農園に空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 9月上旬〜11月上旬を除く時期。日時は予約システムの空きによる(2026年10月27日には、予約システムに選べるメニューが出ていなかった)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ぼんじゅーる農園とは?

ぼんじゅーる農園(Bonjour Nouen)は、長野県東御市(とうみし)の祢津(ねつ)地区にある、小さなワイナリーです。ぶどうを育てる農園と醸造所、予約制の直売所を、ひとつの屋号のもとで営んでいます。醸造所には「Domaine A. et Y. Minowa」というフランス語の名前もあります。

農園主の蓑輪康(みのわ やすし)は、医師として長く医療に携わってきた人です。ワインの愛好家でもあった蓑輪は、2008年に長野へ移ってぶどうを植えはじめました。自分の醸造所を開いたのは、それから13年後の2021年です。農園は「自園のぶどうだけでワインを造る醸造所(ドメーヌ)」を目指していて、本当に満足のいくぶどうが穫れるまで醸造所の設立を控えてきたと書いています。

ラベルには、品種名の前に「鞍掛」「祢津」「出場」「御堂」と、畑のある地区の名前が入ります。いつか自分たちのワインが地域の誇りとなる「地元の味」として食卓に届くように、という願いからだと農園主は記しています。


浅間の火山がつくった南向きの斜面

畑は東御市の北部、鞍掛(くらかけ)と祢津の地区にあります。農園によれば、なだらかな南向きの斜面で、日当たりと水はけに恵まれています。土は、有史以前の浅間烏帽子火山群(あさまえぼしかざんぐん)の噴火や地殻の動きでできたもので、区画ごとに性質が違うといいます。ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテは、鞍掛のぶどうと祢津のぶどうを分けて仕込み、別々の銘柄にしています。土地の違いを、そのままワインの違いとして飲み比べられるようにするためです。

育てている品種は、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、ガメ(Gamay)、ピノ・ムニエ(Pinot Meunier)、シャルドネ(Chardonnay)、アリゴテ(Aligoté)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)で、作付けはおよそ3ヘクタールです。

病気を防ぐために、巻きひげを取りのぞいたり、病気にかかった枝を焼いたりと、手間のかかる作業を続けているそうです。化学肥料や化学農薬にはできるだけ頼らず、病気を恐れて早めに摘み取ることもせず、ぶどうが十分に熟すのを待つ方針です。

畑の一部は一般に公開されています。案内のスタッフはいませんが、公式サイトのアクセスのページに畑ごとの緯度と経度が載っていて、現地には農園のロゴ「丸にぼん」を描いた小さな看板が立っています。まわりはほかの農家の畑と接しているので、その看板で区画を見分けてほしいということです。


歩み

農園は2008年に佐久市で始まりました。2010年に東御市にも畑を広げ、2011年には畑をすべて東御市へ移しています。このころの栽培面積は0.6ヘクタールほどでした。

醸造所を持たない間は、ほかのワイナリーにワインを造ってもらいました。農園の年表では、事業として醸造を委託しはじめたのが2013年、ワインを売りはじめたのが2014年です。2017年にはファンクラブをつくり、醸造所の準備に入りました。会費はワイン代の前払いとして扱われ、会員は毎年ワインを受け取るほか、収穫や苗植えの手伝いにも加わります。2025年のピノ・ノワールの収穫では、会員も畑に入ったと農園は書いています。

2021年3月に果実酒の製造免許を取り、醸造所を開きました。翌2022年に、自分の畑のぶどうだけで造って瓶に詰めた「鞍掛」と「祢津」を初めて出し、2024年に「出場(でば)」、2025年には新しく開いた御堂(みどう)地区の畑の「御堂」と、スパークリングワインの「ミノワ」が加わりました。2024年からは「鞍掛」と「祢津」の輸出も始めています。

事業はいまも個人で営まれ、専従は3人です。農園は、いずれ法人にして畑を自分で所有し、言葉の狭い意味でもドメーヌになることを目標に掲げています。


代表的なワイン

農園は醸造の目標を「日常的な食事に合わせやすいワイン」としています。ワインにとって大切な、適度な酸と新鮮な果実味を損なわないように気をつけているそうです。

祢津 ピノ・ノワールは、祢津地区のピノ・ノワールでつくる赤ワインです。フランス産のオーク樽で8か月熟成させています。重さは中くらいのミディアムボディで、辛口です。同じ品種を鞍掛地区で育てた「鞍掛 ピノ・ノワール」もあります。

鞍掛 シャルドネと祢津 シャルドネは、同じ品種を地区ごとに分けて仕込んだ辛口の白ワインです。アリゴテも二つの地区で別々に出していて、ウェブショップには飲み比べのセットがあります。

出場 ガメは、出場地区のガメでつくる赤ワインです。ピノ・ノワールと同じく、皮や種を果汁に漬けたまま発酵させる伝統的な造り方で、しっかりした色調と優美な質感を目指していると農園は説明しています。

ミノワ レ・クリュ ブリュットは、鞍掛と祢津のシャルドネとピノ・ノワールからつくる辛口のスパークリングワインです。

御堂 ブランは、御堂地区の新しい畑で穫れたピノ・ノワール、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)、リースリング(Riesling)を一緒に仕込んだ白ワインです。2025年からは、同じ畑の赤ワイン「御堂 ルージュ」も出ています。

2025年は9月に雨の少ない日が続いたので、収穫を例年より10日ほど早め、9月9日から10月10日にかけて摘み取ったと農園は記録しています。この年のワインは11の銘柄になる予定です。

調査時点(2026年10月27日)の公式ウェブショップの税込価格は、御堂 ブラン(2025年、750ミリリットル)が2,860円、祢津 シャルドネと鞍掛 シャルドネ(2025年、同)が4,400円、出場 ガメ(2025年、同)が5,500円、ミノワ レ・クリュ ブリュット(同)が6,600円でした。祢津 ピノ・ノワールの2024年(4,400円)は売り切れていました。

基本情報

創業
2008年(佐久市で農園を開いた年。醸造所の開業は2021年)
人物
蓑輪康(農園主)
畑
約3.2ヘクタール(農園の沿革。2025年)
代表的なワイン
祢津 ピノ・ノワール / 鞍掛 シャルドネ / 出場 ガメ / ミノワ レ・クリュ ブリュット
公式サイト
bonjour.wine

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