Vino Storia

ワインのお話

長野 / 東御

ヴィラデストワイナリー

Villa d'Est Gardenfarm and Winery

料理と旅の本を書いてきたエッセイストが、移住した丘に野菜畑をつくり、ぶどうを植え、ワイナリーを建てました。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン

見学・予約

見学
予約制・有料(1人500円)のワイナリーツアー
内容
醸造設備をスタッフが案内するワイナリーツアー。ツアー以外でも、営業時間内はぶどう畑を自由に歩け、醸造場は2階のカフェや1階の通路から窓越しに見られる。園内のQRコードで聞ける無料の「セルフガイド」もある
日時
営業期間中の土曜・日曜・祝日
13時(1日1回)
所要時間
約20分
定員
10名
料金
1人500円(当日、店内で支払い)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ショップ・カフェ 10時〜17時(食事は11時30分〜15時)
定休日
冬季休業(2026年は12月23日から。翌年の営業は3月中旬から)
カフェは水曜定休(3月・12月は火曜も)。水曜はショップだけ16時まで営業
試飲
ショップでの試飲はなし。併設のカフェで、グラスワインやハーフグラスを有料で
ショップ
あり(ワイナリーショップ。ワイン・シードル・蒸留酒のほか、玉村豊男の絵の食器や雑貨)
飲食
カフェレストラン「ヴィラデストカフェ」(ランチコース5,000円は予約優先。週末を中心にサパーコース12,000円、要予約)

冬(12月下旬〜3月中旬)は休業しています。
ワインを飲むなら、運転しない人と一緒に行くか、駅からタクシーを使ってください。帰りのタクシーはスタッフが呼んでくれます。
犬はショップとカフェに入れません。飲食物の持ち込みはできません。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県東御市和6027
電車で
北陸新幹線 上田駅からタクシーで30分弱
しなの鉄道 田中駅か大屋駅からタクシーで約10分(どちらの駅もタクシーが駅前に常駐)
車で
上信越自動車道 東部湯の丸インターチェンジから約4キロ(約10分)
駐車場
あり(第一・第二駐車場。大型バスは第二駐車場。台数は公式サイトに記載なし)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がヴィラデストワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 営業期間中の土曜・日曜・祝日 13時(1日1回)

定員: 10名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ヴィラデストワイナリーとは?

ヴィラデストワイナリー(Villa d’Est Gardenfarm and Winery)は、長野県東御市(とうみし)の和(かのう)地区、標高850メートルほどの丘の上にあるワイナリーです。ひとつの敷地に、ぶどう畑と野菜やハーブの畑、ガーデン、ワイナリーショップ、カフェレストランが並んでいて、会社はこの場所を「田園のリゾート」と呼んでいます。

開いたのは、エッセイストで画家の玉村豊男(たまむら とよお)です。パリの旅や料理の本を書いてきた人が、移り住んだ丘で野菜を育て、ぶどうを植え、ワイナリーを建てました。公式サイトには、玉村が目指したものがこう書かれています。

ブドウ畑の風景を見ながら、そのブドウからつくられたワインを飲む。

玉村は2026年8月9日に80歳で亡くなりました。ワイン造りは、社長で栽培と醸造の責任者でもある小西超(こにし とおる)が受け継いでいます。


北アルプスを望む、雨の少ない丘

東御市は、長野県の東部を流れる千曲川(ちくまがわ)沿いの町です。ワイナリーは、川に沿って続く段丘の上にあります。公式サイトはこの一帯を、日本でも指折りの雨の少ない土地で、日照時間が長く、昼と夜の気温の差が大きいと説明し、そのためワイン用のぶどうに向いた土地として知られていると書いています。

ガーデンからは、乗鞍岳や穂高連峰から五竜岳まで続く北アルプスが見えるといいます。カフェのテラス席は西を向いていて、週末の夜のコースは、北アルプスに沈む夕陽を見ながらの食事として案内されています。

畑は12ヘクタールあり、2万5,000本を超えるぶどうの木が植わっています。中心はメルロー(Merlot)とシャルドネ(Chardonnay)で、ピノ・ノワール(Pinot Noir)やソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)も安定して穫れるようになりました。涼しい気候を好むピノ・グリ(Pinot Gris)は、標高920メートル付近の畑で育てています。収穫は例年、シャルドネが10月上旬、メルローが10月中旬から下旬です。

ワイナリーのまわりのほかにも畑があります。千曲川をはさんだ対岸の八重原(やえはら)地区は、ごく細かい粘土質の土で、米や野菜の味が濃い土地として知られているそうです。ここに2015年からメルローを中心に、2019年からは御堂(みどう)地区にシャルドネを中心に、新しい畑を広げてきました。


歩み

玉村豊男は1945年に東京で生まれ、東京大学でフランス文学を学び、在学中にパリへ留学しました。1983年から8年ほど軽井沢で暮らしたあと、1991年に妻の抄恵子とともに、当時の小県郡東部町(いまの東御市)へ移り、西洋野菜とハーブを育てる農園「ヴィラデスト」を始めます。

翌1992年には、0.2ヘクタールの畑にメルロー、シャルドネ、ピノ・ノワールを植えました。野菜の農園がワイナリーになったのは、それから11年後です。2003年に果実酒の製造免許を取り、10月に初めてワインを仕込みました。2004年4月にはショップとカフェが開いています。公式サイトの年表は2003年を「創業」とし、会社概要は株式会社の設立を2004年としています。

2008年には「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ 2007」が日本ワインコンクールで金賞と最優秀カテゴリー賞を受け、同じ年の北海道洞爺湖サミットでは、各国首脳のワーキングランチにこのシャルドネの2005年が出されたと、会社は年表に記しています。

玉村が力を入れたのは、自分のワイナリーのことだけではありませんでした。2013年に『千曲川ワインバレー:新しい農業への視点』を書き、2015年には兄弟ワイナリーの「アルカンヴィーニュ」を立ち上げて、ぶどうの栽培から醸造、経営までを教える「千曲川ワインアカデミー」を開きます。公式サイトは、この流域に自分でぶどうを育ててワイナリーをつくりたい若い人が数多く集まっていると書き、ヴィラデストがその先頭に立って小さなワイナリーの集まる産地をつくりたいとしています。


代表的なワイン

ヴィニュロンズリザーブ シャルドネは、自社畑のシャルドネをフランス産のオーク樽で発酵させ、澱(おり)と一緒に7か月ほど樽で寝かせてから瓶に詰めた白ワインです。豊かな果実味に、ほどよい樽の香りと、よい酸があるとされています。2008年に賞を受け、サミットで出されたのもこの銘柄です。

タザワメルローは、東御市の田沢(たざわ)地区にある自社畑の一部で、2006年から化学合成の農薬を使わずに育てたメルローの赤ワインです。ぶどうに付いている野生の酵母で発酵させ、ろ過をせずに瓶に詰め、酸化防止剤も控えています。会社は、同じメルローでも正統派の「ヴィニュロンズリザーブ メルロー」とは趣の違う、「優しい」個性のワインと紹介しています。

ピノ・ノワールは、育てるのが難しいとされる黒ぶどうからつくる赤ワインです。色は淡く、赤い果実や紅茶、クローブの香りがあり、繊細でありながら、ほどよい酸で余韻が長いとされています。樽で1年ほど熟成させます。

気軽に飲むなら、新緑を意味する名前の「プリマベーラ」の白ワインと赤ワインがあります。秋には、ナイアガラなど地元のぶどうでつくった新酒を、カフェやイベントでだけ出しているそうです。ヴィラデストのワインは、2014年に瓶詰めした分からスクリューキャップに替わっていて、栓抜きは要りません。

調査時点(2026年10月27日)の公式オンラインショップの税込価格は、ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ、タザワメルロー、ピノ・ノワールがそれぞれ5,500円、プリマベーラ シャルドネが3,410円でした。

基本情報

創業
2003年(ワイナリーを創業し、初めて仕込んだ年。株式会社の設立は2004年)
人物
玉村豊男(創業者。1945〜2026年)
小西超(代表取締役社長、栽培醸造責任者)
畑
12ヘクタール(公式サイトの施設案内とよくある質問。時点の記載なし)
代表的なワイン
ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ / タザワメルロー / ピノ・ノワール
公式サイト
villadest.com

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