Vino Storia

ワインのお話

山梨 / 北杜

八ヶ岳グランヴェールヴィンヤード

Yatsugatake Grandvert Vineyard

韮崎の穂坂から白州、そして八ヶ岳の麓の小淵沢へ。ぶどう畑を少しずつ高いところへ移してきた会社が、2024年に開いたワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食

見学・予約

見学
予約制のワイナリーツアー(ぶどう畑と醸造施設をスタッフが案内、…
内容
スタッフが案内するワイナリーツアー。ぶどう畑と醸造施設を見学し、最後に赤ワイン・白ワインの2種とナッツ(試飲をしない人はぶどうジュースとナッツ)
日時
月2回ほど、主に日曜(日にちは月ごとに変わる)
10時30分、13時30分の1日2回
2026年11月は14日(土)と22日(日)。12月は開催なし
所要時間
約1時間
定員
14名(先着順)
料金
1人3,000円(試飲なし・ぶどうジュースとナッツは2,000円。税込)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
10時〜16時(ラストオーダー15時30分)。ワイナリー直売所・テイスティング・カフェテリアとも
定休日
火曜・水曜、年末年始、夏季休暇
試飲
テイスティングルームで有料(予約優先制。グラス50ミリリットル500〜1,500円、25ミリリットルずつの飲み比べ500〜1,200円。予約フォームで3日前まで。空席があれば予約なしでも可。1グループ9名まで)
ショップ
あり(ワイナリー直売所。ワインを買うだけなら予約不要)
飲食
カフェテリア(2025年3月開業。カレーライス、ハンバーグ、自社の赤ワインで煮込んだ頬肉のシチュー、ソフトクリームなど。予約不要)

運転する人と20歳未満の人には、お酒は出ません。駅から歩くかタクシーを使うか、運転しない人と一緒に行ってください。
ツアーは開始15分前までに2階のテイスティングカウンター前に集合します。代金の払い方は、フォームの説明に「事前精算」と「当日テイスティングルーム受付で精算(電子決済可)」の両方の書き方があります。申し込み時に確かめてください。
Googleマップの経路案内に誤りがあったと公式サイトが2024年9月に知らせています。駐車場へはロータリーのある正面玄関の入口から入ります。
犬は建物に入れませんが、屋外にリードをつなぐ場所が2か所あります。
天候などで休業することがあるので、来る前に電話で確かめるよう案内されています。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山梨県北杜市小淵沢町1270
電車で
JR中央本線 小淵沢駅から徒歩約25分
車で
中央自動車道 小淵沢インターチェンジから約5分
駐車場
あり

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が八ヶ岳グランヴェールヴィンヤードに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 月2回ほど、主に日曜(日にちは月ごとに変わる) 10時30分、13時30分の1日2回 2026年11月は14日(土)と22日(日)。12月は開催なし

定員: 14名(先着順)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

八ヶ岳グランヴェールヴィンヤードとは?

八ヶ岳グランヴェールヴィンヤード(Yatsugatake Grandvert Vineyard)は、山梨県北杜市(ほくとし)の小淵沢町(こぶちさわちょう)にあるワイナリーです。2024年9月12日に開いた新しいワイナリーで、醸造所に直売所とテイスティングの席があり、2025年3月にはカフェテリアも加わりました。運営するのは韮崎市に本社を置く株式会社city farm(シティファーム)で、山梨県内で醸造用のぶどうを育てることを専門にしてきた会社です。

この会社は、暑くなっていく気候に合わせて、畑を少しずつ高いところへ移してきました。取締役の山崎基は、公式サイトにこう書いています。

私たちは気候に抗わず、韮崎市穂坂地区(標高450m)→北杜市白州町(750m)→さらに北杜市小淵沢町(950m)へと栽培地を移し、品種を変え栽培しています。


標高450メートルから950メートルへ

city farm が最初に手がけた韮崎の畑は、2010年に造成を始め、翌年にメルロ(Merlot)を植えた標高450メートルの畑です。山崎は、暑さと雨が重なると、色づきが悪くなる、糖度が上がらない、病気が出る、酸が落ちるといったことが起こり、熟す前に摘まざるをえないこともあると書いています。畑を上へ移していく理由は、そこにあります。

次の白州(はくしゅう)の畑は、木が茂って荒れていた耕作放棄地を、2012年12月から切り開いたものです。伐った雑木をチップにし、およそ6ヘクタールの表土をいったん脇へ移して地面をならし、地下に水を抜く管を通して、2014年にぶどうを植えました。会社はこの畑を、日当たりと水はけがよく、標高が高いので急に気温が上がりにくく、ぶどうを木につけたままゆっくり熟させられる土地だと説明しています。ワインの説明には「花崗岩土壌」とあります。

ワイナリーのある小淵沢は、さらにその上です。会社は、冷涼な土地に向くとされるリースリング(Riesling)、ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)、ピノ・グリ(Pinot Gris)をここで育てると書き、甲州(こうしゅう、山梨で古くから育てられてきた白ぶどう)についても「標高900m超えの小淵沢でどんな甲州が育つのか、挑戦ではあります」としています。畑には地域で手に入る馬ふんの堆肥や牡蠣の殻を入れ、化学肥料をなるべく使わずに土をつくっています。

テイスティングの席からは、ぶどう畑を見下ろし、その向こうに八ヶ岳と富士山が見えると会社は案内しています。開業の知らせでは、ここの気候と風土を「山梨最北端」のものと表しています。


歩み

city farm の設立は1999年です。取締役の山崎は、別のグループ会社の時代から30年以上ワイン用のぶどうにかかわり、2010年からは耕作放棄地を畑に戻す仕事を続けてきたと書いています。畑の地形を読んで造成し、苗を植えて育てるまでを一つの会社で引き受けるのが、この会社のやり方です。

ワイナリーを建てたきっかけは、北杜市からの依頼でした。子どもや観光客が自然との共生を学べる施設をつくってほしいという頼みを受けて、八ヶ岳の麓にワイナリーを立ち上げた、と会社は説明しています。2024年8月にホームページを開き、9月12日に完全予約制でグランドオープンしました。いまはテイスティングを予約優先制にして、席が空いていれば予約なしでも案内しています。

会社が掲げる目標は「100年後も続いていくワイナリー」です。山崎はイタリアで聞いた話として、千年以上続く畑では、ぶどうが熟すころに周りの木のどんぐりが実るので、イノシシはそちらに夢中で畑を荒らさないという例を挙げています。新しい畑が周りの生き物に受け入れられるまでは、変化に合わせて試し続けながら畑に立ち続けるしかない、というのが山崎の考えです。


代表的なワイン

甲州 2025【エチュードⅠ – スキンコンタクト】と【エチュードⅡ – 低温発酵】は、小淵沢の甲州が実るのに先立って出された、2本一組の白ワインです。どちらも穂坂の甲州を使い、Ⅰは果皮と一緒に21日間漬け込んで渋みと奥行きを、Ⅱは15〜17度の低温で発酵させて澄んだ香りを確かめています。会社は2本を、将来の小淵沢の「安山岩土壌」や「高標高地」で育てる甲州に向けた「検証」と呼んでいます。Ⅰは淡い色で、柑橘の皮、乾いた石、オレガノやタイムのような乾いたハーブ、テラコッタの香りがあります。Ⅱは青りんごや和梨、ジャスミンやスズランのような白い花の香りで、軽やかです。2025年のヴィンテージだけの限定です。

淡路結(Awaji Musubi) シャルドネは、標高750メートルの白州の畑のシャルドネ(Chardonnay)を、早く摘んだものと遅く摘んだものに分けて仕込み、合わせた白ワインです。2024年は梨や白い桃、杏仁、アカシアの香りに、澄んだ硬めの酸があると説明されています。同じ白州のシャルドネを樽で熟成させた「宝結(Takara Musubi)」もあります。

花菱(Hanabishi) メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨンは、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)を合わせた赤ワインです。2022年は北杜市と韮崎市のぶどうを別々に発酵させてから合わせたと書かれています。2023年は2年目の樽で15か月熟成させたもので、縁ににじむガーネット色に、インクや甘草、黒い果実、鉄の香りがあり、会社は「繊細さと野性味」をあわせ持つと表しています。

調査時点(2026年10月27日)の公式サイトの税込価格は、エチュードⅠが2,700円、エチュードⅡが2,500円、淡路結 シャルドネ(2024年)が4,000円、花菱(2023年)が3,800円でした。テイスティングルームでは、これらを50ミリリットルのグラスで500円から試せます。

基本情報

創業
2024年(ワイナリーがグランドオープンした年。運営する株式会社city farm の設立は1999年)
人物
山寺法和(株式会社city farm 代表者)
山崎基(同 取締役。「ヴィンヤード クリエイター」)
代表的なワイン
甲州 2025【エチュードⅠ・Ⅱ】 / 淡路結 シャルドネ / 花菱 メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン
公式サイト
grandvertvineyard.jp

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