Vino Storia

ワインのお話

山梨 / 甲府

サドヤ

SADOYA

甲府駅から歩いて5分。昭和のはじめにフランスから取り寄せた苗木が、空襲で醸造場を失った翌年、「シャトーブリヤン」という名のワインになりました。

  • 見学 予約制
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン
白い門柱に SADOYA の紋章が掛かった入口。奥に石畳の広場と白い建物、背後に山並みが見える
写真: 南の風(風力3) / CC0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小し、PNGからJPEGに変換)

見学・予約

見学
予約制
内容
敷地内の施設と畑の場所の案内、地下セラー(樽の熟成庫、一升瓶の貯蔵庫、昔の機械、貯蔵タンクの中に設けた展示室)の見学、その時期のおすすめのワイン1杯の試飲(飲めない人はノンアルコールのぶどう液)。そのあとワインブティックで有料の試飲と買い物ができる
日時
月・水・木・金曜
11時、13時30分。土・日・祝日
11時、13時、14時、15時、16時(火曜定休)
所要時間
約40分
定員
各回15名
料金
1人1,000円(中学生以下は無料)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワインブティック 平日10時〜17時、土日祝10時〜18時
定休日
火曜日
試飲
見学ツアーで1杯。ワインブティックでは有料で1杯ずつ試飲できる
ショップ
あり(サドヤ ワインブティック)
飲食
レストラン「レアル・ドール」(フランス料理。ランチ 平日11時30分〜14時30分、土日祝11時30分〜13時30分
ディナー 17時30分〜21時。火曜定休、ディナーは前日までの完全予約制)

見学中の写真は撮れますが、動画の撮影は断っています。飲食物の持ち込みもできません。
営業時間は公式サイトの中でも食い違いがあります。ワイナリーのページは「平日10時〜17時、土日祝10時〜18時、火曜定休」、オンラインショップの会社概要は「10時〜18時、店舗は年中無休」、県の観光サイトは「ワインショップ10時〜15時」です。表にはワイナリーのページの値を書きました。出かける前に電話で確かめると確実です。
試飲をするなら、電車で行くのが便利です。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山梨県甲府市北口3-3-24
電車で
JR中央本線 甲府駅から徒歩5分。改札を右(北口)に出る
車で
中央自動車道 甲府昭和インターチェンジから約15分
甲府南インターチェンジから約20分(山梨県の観光サイト)
駐車場
普通車20台、バス3台。バスは事前の調整が必要(山梨県の観光サイト)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がサドヤに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 月・水・木・金曜 11時、13時30分。土・日・祝日 11時、13時、14時、15時、16時(火曜定休)

定員: 各回15名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

サドヤとは?

サドヤ(SADOYA)は、山梨県甲府市の北口、JR甲府駅から歩いて5分ほどのところにあるワイナリーです。公式サイトは「大正6年創業」、つまり1917年の創業としています。敷地の中にワインブティック、フランス料理のレストラン、そして約700坪(2,300平方メートルあまり)の地下セラーがあります。

サドヤのワインの始まりは、昭和のはじめの一通の手紙です。会社の説明によれば、フランスではぶどうの品種を土地の気候に合わせて選び、ワイン専用の品種でワインを造っていることを知り、日本でもワイン専用の品種を育てようと決めました。そこでフランスの苗木の栽培家に手紙で連絡を取り、苗木を日本へ送ってもらったといいます。


甲府の北に開いた畑

1936年、サドヤは甲府市の善光寺(ぜんこうじ)地区に畑を拓き、フランスから届いた醸造用の品種の苗木を植えました。会社の説明では、そのとき植えた品種は40種類ほどにのぼります。いまの「サドヤ農場 善光寺」です。

公式サイトによれば、この畑は標高300〜350メートルの斜面にあり、広さは3ヘクタールです。土は堆積岩を主にした石の多い褐色の土で、火山灰の影響が少なく、水はけがよいと説明されています。メルロ(Merlot)、セミヨン(Sémillon)、甲州、マスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)のほか、色の濃い黒ぶどうのタナ(Tannat)や、ソワノワール(Soi Noir)への植え替えも進めています。仕立ては、頭の上に棚を張って長い枝を伸ばす「長梢(ちょうしょう)棚仕立て」です。

畑はほかに二つあります。甲府市東光寺の0.2ヘクタールの畑は甲州を中心に育てる研修用の畑で、2024年には北杜市明野町に、標高670〜740メートルの「サドヤ農場 明野」を手に入れました。明野の畑は平らで、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)やピノ・ノワール(Pinot Noir)、シャルドネ(Chardonnay)などを、善光寺とは違って垣根に仕立てています。


歩み

苗木を植えてから、ワインになるまでには時間がかかりました。公式の年表では、植えた欧州の品種で醸造を始めたのが1939年、宮内庁への納入が始まったのが1940年です。会社は、納得のいく品質のワインが造れるようになるまで10年かかったと書いています。

当時の日本では、本格的な辛口のワインはまだ珍しいものでした。会社によれば、はじめは売れ行きが厳しく、海外からの客が多いレストランで使われるようになって、少しずつ広がっていったといいます。

1945年、甲府の空襲で醸造場は全焼しました。翌1946年は天候に恵まれ、建て直した醸造場で、会社が「極上」と呼ぶワインができました。1950年、このワインに「シャトーブリヤン1946」という名前が付けられます。フランス語でブリヤン(Brillant)は「輝く」という意味で、会社は「輝き続けるように」という思いを込めたと説明しています。

その後、1989年には南フランスに農場「シャトー・レアル・ドール」を手に入れました。敷地のレストランの名前「レアル・ドール」も、ここからきています。


代表的なワイン

シャトーブリヤンは、1950年から続く、収穫年の入ったサドヤの看板のワインです。赤ワインと白ワインがあります。

シャトーブリヤンの赤ワインは、善光寺などサドヤの農場で育てたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロでつくる辛口です。会社は、ビーフシチューやすき焼き、子羊のグリルに合わせることを勧めています。

シャトーブリヤンの白ワインは、善光寺の畑のセミヨンでつくる辛口です。ぶどうを房ごと、茎を取らずにそのまま搾ることで、茎からくる渋みや青くささが果汁に混じるのを防いでいます。果汁はフランス産のオークの樽で発酵させ、いったん澱(おり)を引いてから再び樽で寝かせ、そのあと一升瓶に移して熟成させます。会社はこれを「サドヤ独自の育成法」と呼んでいます。地下セラーの見学では、樽の熟成庫とともに一升瓶の貯蔵庫も回ります。会社はこのセラーを「時が止まったような空間」と紹介しています。

もう一つのシリーズLiel(リエル)は、畑の名前をそのまま付けたワインです。「Liel 甲府甲州」は甲府市産の甲州の白ワイン、「Liel 明野」は2024年に手に入れた明野の畑のぶどうでつくります。

調査時点(2026年11月3日)の公式オンラインショップの税込価格は、シャトーブリヤンの赤ワイン(2023年、750ミリリットル)と白ワイン(2022年、720ミリリットル)がどちらも6,600円、Liel 甲府甲州とLiel 明野カベルネソーヴィニヨン&メルロ(750ミリリットル)がどちらも2,970円でした。

基本情報

創業
1917年(公式サイトの「大正6年創業」)
代表的なワイン
シャトーブリヤン 赤 / シャトーブリヤン 白 / Liel 甲府甲州
公式サイト
sadoya.co.jp

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