Vino Storia

ワインのお話

兵庫 / 神戸

きら香ぶどう酒醸造

kiraka winery

商店街の坂の途中にある小さな醸造所で、神戸市の北区と西区で育ったぶどうから、ロゼワインを中心に仕込んでいます。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリーツアー(醸造の閑散期の2月ごろ〜7月ごろ…
内容
ワイナリーの概要と醸造の工程の説明、醸造に使う機器を見ながらの説明、ワインボトルの洗浄などのミニ体験、ワイン2種類の飲み比べ(各100ミリリットル、テイスティンググラスで)
日時
醸造作業の閑散期(2月ごろ〜7月ごろ)だけ。日時は予約サイト(RESERVA)で案内
所要時間
約75分
料金
1人1,750円/持ち帰りのワイン1本付きは4,200円
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワイナリーショップ(直売所)は不定期に営業。日時は公式サイトの「きら香カレンダー」で案内
試飲
醸造の閑散期は、直売所のバーカウンターで有料の試飲(テイスティンググラスで)
ショップ
あり(ワイナリーショップ。直売所。予約不要)

この確認日(10月27日)は見学ツアーの期間外で、予約サイトにも申し込める枠が出ていません。次は2月ごろからです。
代表が一人で営んでいるため、直売所の営業日時は限られています。訪ねる前に公式サイトのカレンダーを見てください。
電話番号は公式サイトに載っていません。問い合わせは公式サイトのフォームからです。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
兵庫県神戸市中央区神若通1-4-18-1
電車で
阪急神戸線 春日野道駅の東改札(大阪方面)を出て、北側の「かすがの坂商店街」を北へ3分ほど。最初の信号の手前、左側

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がきら香ぶどう酒醸造に空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 醸造作業の閑散期(2月ごろ〜7月ごろ)だけ。日時は予約サイト(RESERVA)で案内

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

きら香ぶどう酒醸造とは?

きら香ぶどう酒醸造(kiraka winery)は、神戸市中央区の神若通(かみわかどおり)にある小さなワイナリーです。阪急の春日野道(かすがのみち)駅から、山の側へのびる「かすがの坂商店街」を3分ほど上ったところにあり、公式サイトは自らを「神戸のぶどうでつくる、小さな街なかワイナリー」と紹介しています。

代表の辛木哲夫が2023年に設立し、醸造から直売所の店番までを一人でこなしています。造るワインの中心は、鮮やかな色のロゼワインです。公式サイトは、白ワインのような爽やかさと赤ワインのような奥深さをあわせ持ち、肉料理から魚介、デザートまで合わせられることを、ロゼを選んだ理由に挙げています。

公式サイトは、駅から近いこの場所の使い方をこう書いています。

仕事帰りにふらりと立ち寄ったり、休日に醸造所を覗いてみたり。


神戸の北と西の畑から、坂の上の醸造所へ

醸造所は街なかにありますが、ぶどうは神戸市の中で育っています。公式サイトによれば、神戸市は市域のおよそ3分の1が農業地域です。その北区と西区で育ったワイン用のぶどうを選び、育てる人たちと組んでワインにしています。

2025年に仕込んだぶどうは4種類でした。神戸市西区からはシャルドネ(Chardonnay)とメルロー(Merlot)が、北区からはリースリング(Riesling)とカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)が届きます。この4種類から、白ワイン、ロゼワイン、赤ワインをあわせて8種類を造りました。

ロゼワインの造り方は2通りあります。一つは、収穫したその日のうちに黒ぶどうを搾り、果汁だけを低温でゆっくり発酵させる「ダイレクトプレス」です。もう一つは、ぶどうを潰したあと、しばらく皮と一緒に置いて色と香りを移す「かもし(マセレーション=maceration)」です。同じ畑のメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンを、この2通りに分けて仕込んでいます。赤ワインは、並べて仕込んでいたロゼの果実を加えて発酵させるといいます。

小さな造り手らしい手作業に加えて、代表の経歴を生かしたAI(人工知能)の技術も取り入れています。公式サイトは、醸造の工程の管理から広報まで、人の感覚とデータを組み合わせていると書いています。2026年の仕込みは8月に始まり、手伝いの人たちの力を借りながら、同じ4品種を迎えたと公式サイトのお知らせにあります。この年は新しくスパークリングワインにも取り組むといいます。


歩み

辛木哲夫は神戸市の生まれです。公式サイトの代表者紹介によれば、IT系のメーカーに勤めて東京で働き、途中の4年間はベルギーに駐在しました。そのベルギーでの暮らしで、ワインという飲み物に引き込まれたといいます。

帰国後は、スーパーコンピュータ「京(けい)」の計画に加わり、研究機関に移って神戸に戻りました。「京」や後継の「富岳(ふがく)」の広報責任者として、最先端の科学技術を社会に伝える仕事をしています。

その間も、休みの日を使ってワインを学び続けました。2006年に日本ソムリエ協会のワインエキスパートの資格を取り、栃木県や福井県のワイナリーで醸造やぶどう栽培の研修に参加し、2021年にはアメリカのカリフォルニア大学デービス校のワイン醸造の課程を修了しています。2023年に研究機関を辞めてきら香ぶどう酒醸造を立ち上げ、2024年の冬に最初のワインができあがりました。

2025年に仕込んだ2年目のワインは、最初の年に得たことと買い手の声を生かして造ったものです。冬にはろ過をしない「無濾過」の版を先に売り出し、そのあとタンクで落ち着かせた通常の版を出しました。


代表的なワイン

ワインの名前には、「Buono Buona(ボーノボーナ)」と「coucou(クークー)」の二つのシリーズ名と、2けたの番号が付きます。

Buono Buona 41 Cabernet Sauvignon Rose Directは、北区のカベルネ・ソーヴィニヨンをダイレクトプレスで仕込んだ淡いロゼワインです。色はすももを思わせるやわらかなサーモンピンクで、自然なにごりがあります。チェリーやいちごの香りに、フルーツキャンディのようなやさしい甘みがあります。2026年6月の日本ソムリエ協会兵庫支部の例会で紹介され、ソムリエの田崎真也が、ロゼワインには珍しいほど鮮やかな桜色だと評したことを、公式サイトが伝えています。

Buono Buona 31 Rieslingは、北区のリースリングの白ワインです。淡い緑がかった黄色で、自然なにごりがあります。和梨や柑橘の香りに、山椒の葉のような清涼感が重なり、豚しゃぶや魚介のカルパッチョに合わせるよう勧められています。2026年10月には、兵庫県の特産品を選ぶ「五つ星ひょうご」に選ばれました。公式サイトによれば、前の年に続いての選定です。

coucou 43 Cabernet Sauvignonは、北区のカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインです。深いルビー色で、カシスや黒胡椒の香りに、昆布だしのような旨味と骨格のある酸があるとされています。

Buono Buona 21 Merlot Rose Directは、西区のメルローをダイレクトプレスで仕込んだロゼワインです。桜のような淡いピンクで、摘みたてのいちごや小さなバラの花を思わせる香りがあります。

調査時点(2026年10月27日)の公式ネットショップの価格は、Buono Buona 41 と 21 が3,300円、Buono Buona 31 が3,740円、coucou 43 が2,970円でした(いずれも2025年)。神戸市のふるさと納税の返礼品にもなっています。

基本情報

創業
2023年(代表の辛木哲夫が研究機関を辞め、きら香ぶどう酒醸造を設立した年。最初のワインは2024年の冬に完成)
人物
辛木哲夫(代表。醸造も一人で担う)
代表的なワイン
Buono Buona 41 Cabernet Sauvignon Rose Direct / Buono Buona 31 Riesling / coucou 43 Cabernet Sauvignon / Buono Buona 21 Merlot Rose Direct
公式サイト
kiraka.jp

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