Vino Storia

ワインのお話

山形 / 上山

ウッディファーム&ワイナリー

ZAO WOODYFARM & WINERY

よそのワイン会社のためにぶどうを育ててきた果樹農家が、自分の畑のぶどうでワインを造り始めました。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食

見学・予約

見学
予約制・ランチ付きのワイナリー見学(2名から、10日前までに予約、…
内容
ドメーヌのワイナリーの見学と、ワイン3種のテイスティング、おつまみのランチボックス(10種ほどのおつまみとパン1つ。近くの店「エスカルゴ みはらしの丘店」のもの)
日時
11時30分〜12時40分(13時までランチの会場にいられる)。開催日は予約サイトで案内
所要時間
約1時間10分
定員
2〜9名(10名以上は団体として相談)
料金
2〜3名は1人3,800円、4〜9名は1人3,600円(税込。クレジットカードで事前に支払い、支払い後の返金なし)/ワイナリーコテージの宿泊者向けの見学とテイスティング2種は1人1,200円
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ショップ 10時〜16時(12時〜13時は昼休み。公式サイトの「9月10月の営業」の案内)
試飲
有料。ショップで1種440円、3種1,100円(予約不要。できない日もある)
ショップ
あり(ファームショップ。発売中のワイン20種ほど、古いヴィンテージやショップ限定のワイン、ドライフルーツ、ジャム、ジュース、季節の果物)
飲食
ランチ付きの見学のおつまみランチボックス(予約制)。徒歩で行ける範囲に食事のできる店はない、と宿泊施設が案内

道幅が狭く、大型バスはワイナリーの近くまで入れません。
ショップは、スタッフがほかの作業で不在になることがあります。入口の鍵が閉まっているときは、掲示の番号に電話してください。夏期休業・臨時休業もあります。
ランチ付きの見学の時期は、公式サイトに「2026年4月〜2025年11月の間」とあり、年の書き違いとみられます。開催日は予約サイトで確かめてください。
運転する人は、ワインの代わりにウッディファームのジュースになります。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
山形県上山市原口829
駐車場
あり(宿泊施設の予約サイトの施設情報)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がウッディファーム&ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 11時30分〜12時40分(13時までランチの会場にいられる)。開催日は予約サイトで案内

定員: 2〜9名(10名以上は団体として相談)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ウッディファーム&ワイナリーとは?

ウッディファーム&ワイナリー(ZAO WOODYFARM & WINERY)は、山形県上山市(かみのやまし)の原口(はらぐち)にある、果樹園とワイナリーをあわせ持つ家族の農園です。会社の名前は有限会社蔵王ウッディファームで、さくらんぼと西洋梨を育てて送る果樹園としての顔と、ワインのぶどうを育てて自分で醸造する「ドメーヌ」としての顔があります。ワインにするぶどうは、ワイナリーを始めたときから、すべて上山市内の自社の畑で育てたものです。

この家がワインのぶどうを植えたのは、ワイナリーよりずっと前のことです。会社の伝える話では、いまの代表の父・木村義男さんが、1974年に当時の協和発酵(サントネージュワイン)との契約で、フランスから入ったカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)を植えました。生で食べるぶどうの栽培が盛んだったころで、カベルネはまだ先の見えない品種でした。地域でまとめ役だった義男さんが先に植えたことで、組合の仲間にも育てる人が増えていったといいます。その家が自分の名前のワインを出したのは、40年後の2014年です。


呑岡山の西の斜面

義男さんがカベルネを植えた畑は、上山市の東にある呑岡山(のみおかやま)の西向きの斜面、海抜300メートルほどのところにあり、「義男畑」と呼ばれてきました。小石の混じった、赤みがかった褐色の山の土で、ほどよく粘土と有機物を含み、傾斜があるので水はけもよい畑です。カベルネは熟すころに水を嫌うので、この立地が合っていた、と会社は書いています。

会社は、上山がカベルネに向く理由として、芽が出てから収穫までの雨が800ミリ前後と少ないこと、収穫期の10月に晴れの日が多いこと、9月からは夜が冷えること、霜が降りるのが平均で11月の中ごろと遅く、育つ期間が長いことを挙げています。遅く熟すカベルネにとって、糖と酸の釣り合いがとれ、色や渋みのもとがよくたまる条件だという説明です。

宿泊施設の案内によれば、いまの畑はワイン用のぶどうが9ヘクタール、さくらんぼや西洋梨などの果樹園が4ヘクタールです。会社は、山形の伝統的な栽培の技術と独自の棚仕立てで果物を育てていると説明しています。


歩み

会社の沿革では、義男さんが大手のワイン会社との契約でメルロ(Merlot)とカベルネ・ソーヴィニヨンを育て始めたのを1977年としていて、義男さんの物語のページの1974年とは年が違います。1993年にジャム、2006年にドライフルーツの製造を始め、1997年には息子の義廣さんを代表とする有限会社蔵王ウッディファームになりました。

2007年からワイン用のぶどうの畑を広げ、2011年にワイナリーの事業を始めます。2013年9月に果実酒の醸造免許を取り、2014年11月に最初のワインを出しました。いまは義廣さんが栽培を、木村風音さんが醸造を受け持っています。2018年にはワインと料理の組み合わせを学ぶセミナーハウスができ、2023年9月には敷地に泊まれるワイナリーコテージが完成しました。宿泊施設の案内には、開業から10年のあいだに多くの人が訪ねてくれたことで、泊まって畑仕事も体験できる場所をつくることにした、とあります。

義男畑は、2020年の収穫を最後に引退しました。2019年12月の時点で92歳だった義男さんが、自ら剪定や誘引をして見守ってきた木です。カベルネは惜しまれながら抜かれ、2022年4月、その畑にはシラー(Syrah)が植えられました。会社は、山形ではシラーにほとんど前例がなく、義男さんがカベルネを植えたときの心境に近いかもしれない、と書いています。


代表的なワイン

Yoshio カベルネ・ソーヴィニヨンは、義男畑の最後の2年、2019年と2020年のぶどうだけで造った赤ワインです。2019年は病気の出ない年で、酵母を足さずに野生の酵母だけで発酵させ、フランスのオークの樽で12か月ほど寝かせ、ろ過せずに瓶に詰めています。会社のコメントでは、色は艶のある濃い紫で、カシスやブルーベリー、スミレの香りに、針葉樹のような清涼感が重なります。糖を足していないぶん、強さはアルコールではなく果実の濃さからくるとされています。2019年は売り切れで、2020年の発売が待たれています。

白ワインでは、フランス南西部の品種プティ・マンサン(Petit Manseng)を、皮ごと漬けたオレンジワインや、甘口のモアルー(moelleux)、やや甘口のドゥミセック(demi-sec)など、いくつもの形で出しています。スペイン北西部の品種アルバリーニョ(Albariño)の遅摘みや、瓶の中で泡をつくる「ウッディ・クレマン」もあります。

果樹園らしいのが、ラ・フランスなどの西洋梨から造る発泡性のお酒「ポワレ(poiré)」です。調査時点(2026年10月27日)のワインの一覧では、ラ・フランスだけで造る「ぽわぽわポワレ ブランシェ」は売り切れでした。

基本情報

創業
2013年(果実酒の醸造免許を取った年。会社「蔵王ウッディファーム」の設立は1997年)
人物
木村義男(1927年生まれ。上山でカベルネ・ソーヴィニヨンを植えた)
木村義廣(代表取締役、栽培責任者)
木村風音(醸造責任者)
代表的なワイン
Yoshio カベルネ・ソーヴィニヨン / プティ・マンサン オレンジ / アルバリーニョ 遅摘み / ウッディ・クレマン
公式サイト
woodyfarm.com

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