Vino Storia

ワインのお話

北海道 / 余市

オチガビワイナリー

OcciGabi Winery

ドイツで学び、北海道、長野、新潟でぶどうを育ててきた醸造家が、梅雨も台風も来ない土地を探して余市にたどり着きました。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン

見学・予約

見学
予約制・有料のガイドツアー(試飲付き1時間4,400円、ランチ付き約3…
内容
ぶどう畑と地下の醸造所をガイドが案内するツアー。試飲付きのショートコースはスタッフが、ランチ付きのコースはオーナーの落希一郎が案内する
日時
ガイドツアー+テイスティング 10時か15時
ガイドツアー+ランチコース 10時30分
所要時間
ガイドツアー+テイスティング 約1時間(試飲30分、ガイド30分)/ガイドツアー+ランチコース 約3時間(ガイド1時間30分、食事1時間30分)
料金
ガイドツアー+テイスティング 4,400円(グラスワイン2杯とおつまみ付き)/ガイドツアー+ランチコース 6,600円(グラスワイン2杯かソフトドリンク付き)/ツアー&お土産付き食事プラン 15,000円(いずれも税込)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワイナリー・ショップ 11時〜17時
レストラン ランチ11時〜15時(ラストオーダー14時)、ディナー17時〜20時(4名以上の予約制)
定休日
12月〜2月の毎週火曜日
年末年始(12月29日〜1月3日)
試飲
試飲カウンターで好きなワイン3種類を550円で。ガーデンでおすすめのワインとおつまみのセット(1,980円から)
ショップ
あり(ワイナリーショップ)
飲食
レストラン(ぶどう畑を見渡す大きな窓。ランチは単品とランチコース4,070円、ディナーはおまかせコースのみ5,500円から)

ぶどう畑に入れるのはガイドツアーの参加者だけです。ほかのお客様は駐車場から畑を眺める形になります。
ガーデンとツアーは中学生以上、レストランは小学生以上が対象です。ショップはどなたでも利用できます。
7名以上の団体はショップや試飲カウンターだけの立ち寄りができません。
ワインを飲むなら、運転しない人と一緒に行くか、余市駅からタクシーを使ってください。帰りのタクシーはワイナリーで呼んでもらえます。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
北海道余市郡余市町山田町635
電車で
JR函館本線 余市駅からタクシーで約10分(運賃1,400円前後。駅にタクシーが常駐)
余市駅までは札幌駅から電車で約1時間20分、小樽駅から約25分
駐車場
あり(台数は公式サイトに記載なし)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がオチガビワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: ガイドツアー+テイスティング 10時か15時 ガイドツアー+ランチコース 10時30分

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

オチガビワイナリーとは?

OcciGabi Winery(オチガビワイナリー)は、北海道余市町(よいちちょう)の山田町にあるワイナリーです。醸造所とレストランのまわりを、ワイン用のぶどう畑と西洋風の大きな庭が取り囲んでいます。地下には長く寝かせるための醸造と貯蔵の部屋があり、試飲カウンターからは札幌や小樽の山々が遠くに見えると、会社は紹介しています。

オーナーの落希一郎(おち きいちろう)は、20代の半ばに当時の西ドイツの国立ワイン学校で学び、ウィーン郊外にあるオーストリアの国立醸造所でも研修を受けた醸造家です。帰国してから北海道、長野、新潟とぶどうを植えて歩き、2012年に余市へ移ってきました。

会社は自分たちを「まともなワイナリー」と呼び、その意味をこう書いています。

外国の液体や生食用ぶどうを一切使用せず、醸造蔵のまわりをワイン専用ぶどう畑で取り囲んだワイナリーのことです。


梅雨も台風も来ない土地を探して

落が余市を選んだ理由は、公式サイトのコラムにくわしく書かれています。1998年ごろ、落は新潟市の南の郊外でワイナリーを完成させたばかりでした。ところがその頃から、新潟の平野でも梅雨がはっきりと来るようになり、台風や秋の熱波が居座るようになったといいます。次の土地の条件として挙げたのは、梅雨が来ないこと、台風が来ないこと、秋がきちんと来ること、そしてフランス系の高級なワイン用品種が育つことでした。

余市は初めての土地ではありませんでした。新潟で事業を興した1992年から2000年までの9年間、落は余市の4軒の農家と契約してドイツ系の品種を育ててもらい、小樽と新潟を結ぶフェリーでぶどうを運んでワインにしていました。

余市の雪が少なく、真冬でも気温があまり下がらない理由について、落は暖流(対馬海流)の名残の熱が届くからか、石狩湾と町の中央を流れる余市川の水面が気候をやわらげるからか、積丹(しゃこたん)などの山々が強い風を防ぐからか、と考えをめぐらせています。そして、明治政府に雇われたアメリカ人の指導者たちが、この土地をりんごや梨、ぶどうの里に選んだときから、その条件には気づいていたはずだと書いています。

畑は、1900年に最初に開墾されてから人々が耕してきた土地を、景観を考えながら大きく造成し直したものです。2013年と2014年に植えた6ヘクタールが実をつけるようになり、隣の土地を買い足して、さらに4ヘクタールほど植える計画だと、2020年のコラムにあります。


歩み

落は1977年、ドイツとオーストリアから40のヨーロッパ系のワイン用品種を日本へ持ち帰りました。最初に植えたのは、岩見沢と留萌のあいだにある浦臼町です。1988年からは長野県の北部に移り、1991年から2012年までの22年間は、新潟市の砂地に「カーブドッチ(Cave d’Occi)」というワイナリーを開いて、ボルドーの主要品種であるソーヴィニヨン系のぶどうを育てました。

そして2012年、北海道を本物のワイン産地にしたいと考えて余市に移ります。北海道のワイナリーの一覧を作っているワインクラスター北海道によれば、オチガビワイナリーが醸造の免許を取ったのは2013年です。

落は、日本でワイナリーを始めたい人のための「ワイナリー起業塾」も開いています。2018年10月に、国産のぶどうだけでつくったワインにしか「日本ワイン」と表示できない決まりが始まりました。落はこれを強く歓迎し、コラムでは2019年が「日本ワイン誕生」の年として記録されるだろうと書いています。


代表的なワイン

オチガビのワインには二つのラベルがあります。黒いラベルは自社の畑のぶどうだけ、白いラベルは余市町の契約農家のぶどうだけでつくっています。品種には、ケルナーやドルンフェルダー、ツヴァイゲルトレーベなど、落が学んだドイツやオーストリアで生まれたぶどうが多く並びます。

アコロン(Acolon)は、会社が畑の柱と位置づける黒ぶどうでつくる赤ワインです。寒い土地でも早く熟し、色が濃く、まるやかで重みのある味わいのワインになるぶどうを目指して、ドイツで1971年に交配が始まり、1996年に一般の栽培が認められた新しい品種です。親はリンベルガー(Limberger)とドルンフェルダー(Dornfelder)です。レストランから見える南向きの斜面に1,300本ほどが植わっていて、ワインは1,000本ほどから4,000本近くまで増やす予定だと、会社は書いています。

キュヴェ・カベルネ(Cuvée Cabernet)は、4種類のカベルネ系のぶどうを合わせた赤ワインです。新しい樽で6か月熟成させてから瓶に詰め、色は濃く、樽の香りがしっかりあるとされています。

ゲヴュルツトラミナー(Gewürztraminer)は、フランス・アルザス地方を代表する白ぶどうで、北海道ではとても珍しい品種だといいます。自社の畑のぶどうだけを使い、スパイスのような香りと豊かな果実味、とろりとした口当たりと甘みを感じる白ワインです。

調査時点(2026年10月27日)の公式サイトのワインリストでは、750ミリリットルで、アコロンが8,800円、ピノ・グリが5,500円、キュヴェ・カベルネとゲヴュルツトラミナーが4,400円、ツヴァイゲルトレーベとドルンフェルダーを合わせた赤ワイン「オチガビ・ヴァン・ルージュ」が2,420円でした。

基本情報

創業
2013年(醸造免許を取った年。NPO法人ワインクラスター北海道の一覧による)
人物
落希一郎(専務取締役、オーナー)
落雅美(代表取締役)
畑
6ヘクタール(2013・2014年に植えた分。落希一郎のコラム、2020年3月)
代表的なワイン
アコロン / キュヴェ・カベルネ / ゲヴュルツトラミナー
公式サイト
occigabi.net

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