Vino Storia

ワインのお話

北海道 / 千歳

千歳ワイナリー

Chitose Winery

山梨のワイナリーが北海道に開いた醸造所は、ハスカップのお酒から始まりました。いまのワインのぶどうは、余市町の契約農家1軒の畑から届きます。

  • 見学 予約制
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • ショップ

見学・予約

見学
予約制・有料の工場見学ツアー(約30分、2種の試飲付きで1人500円
内容
醸造所(工場)の見学と、北ワイン ケルナーを含む2種類の試飲
日時
水曜を除く毎日
9時30分、10時30分、11時30分、14時30分、15時30分
所要時間
30分ほど
定員
1〜15名
料金
500円(1人。税込。試飲をしない20歳以上の人も同じ。20歳未満は20歳以上の人と一緒なら無料)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
9時〜17時
定休日
年末年始(2026年10月・11月は無休)
試飲
売店で予約不要の有料試飲(1種類500〜600円。常時数種類)
ショップ
あり(売店)

2026年10月・11月は仕込みの時期で、午前の見学は受けにくく、カレンダーの休み(10月28日、11月4日・11日・18日・25日)以外にも見学できない日時があります。電話で確かめてください。
案内は日本語だけです。
ワイナリーは石蔵で、10月〜4月は中が冷え込みます。暖かい服装で行ってください。
車を運転する人には試飲のワインを出さず、ソフトドリンクも用意していません。
見学のページには2023年4月の新型コロナ対策の記述が残っていますが、営業日のお知らせは2026年10月・11月とも通常どおりの営業です。
4種を試飲する「プレミアムテイスティングツアー」(2,000円)は休止中です。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
北海道千歳市高台1丁目7番地
電車で
JR千歳駅から徒歩10分(車で2分)
千歳駅からバス(千歳市民病院行き)で3分、高台1丁目で降りてすぐ
車で
道央自動車道 千歳インターチェンジから約15分
道東自動車道 千歳東インターチェンジから約20分
新千歳空港から約15分
駐車場
無料(大型車も可)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が千歳ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 水曜を除く毎日 9時30分、10時30分、11時30分、14時30分、15時30分

定員: 1〜15名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

千歳ワイナリーとは?

千歳ワイナリー(Chitose Winery)は、北海道千歳市の高台(たかだい)にあるワイナリーです。新千歳空港から車で15分ほど、JR千歳駅からは歩いて10分ほどのところにあり、石造りの蔵(石蔵)を醸造所にしています。運営する北海道中央葡萄酒は、山梨県勝沼町(いまの甲州市)の中央葡萄酒、グレイスワインの名で知られる会社が1988年に第2のワイナリーとして千歳に開いたもので、2011年に分社して独立しました。

ワインに使うぶどうは、千歳から日本海側へ離れた余市町(よいちちょう)の畑で育っています。それも、契約しているのは登(のぼり)地区の木村農園1軒だけです。1993年から同じ農家とピノ・ノワール(Pinot Noir)とケルナー(Kerner)を育て続け、その2品種を「北ワイン」の名前で出しています。


余市・登の東向きの斜面

余市町は、日本海に突き出た積丹(しゃこたん)半島の東の付け根にある町です。ワイナリーの紹介によれば、対馬暖流の末端が流れ込むため、北海道の中では一年を通して比較的暖かく、夏の雨や湿気が少ないので、ぶどうの糖度が上がりやすく、霜の害も受けにくいといいます。冬は雪が多く、ぶどうの木の冬越しに向くとされています。一方で、昼と夜の気温の差が小さく、秋の雨の影響を受けやすいことも、同じ紹介文が挙げています。

木村農園の畑は、主に東向きの斜面に広がっています。ケルナーがおよそ1ヘクタール、ピノ・ノワールが植えた年の違う三つの区画を合わせておよそ1ヘクタールで、栽培は1.5ヘクタールから始まりました。千歳ワイナリーは園主の木村幸司を「日本のピノノワール栽培の第一人者」と紹介しています。

木の年齢は資料によって書き方が違います。オンラインショップの紹介文はケルナーを樹齢20年、ピノ・ノワールを15年・25年・35年の区画としていますが、2025年のワインの説明では、ケルナーが30〜40年、ピノ・ノワールが20〜40年になっています。紹介文がいつ書かれたものかは示されていません。

畑の一年は、新しいワインを出すときのお知らせに書かれます。2025年の余市は春の雪解けが遅く、芽吹きも遅れましたが、5月からの好天で取り戻し、7月の記録的な暑さで熟すのが一気に進みました。8月の終わりの長雨では実が割れたり灰色かび病が出たりし、それまであまり見なかった鳩にも実を食べられたものの、厳しく選り分けて例年並みの量を確保したといいます。


歩み

細長い青紫色の実がいくつも枝についている、緑の葉の低木
ハスカップの実。千歳ワイナリーは、ぶどうより先にこの実でお酒を造り始めたHansicanada / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(幅500pxに縮小)

千歳ワイナリーが最初に造ったのは、ぶどうのワインではなく、千歳の大切な作物であるハスカップのお酒でした。ハスカップは青紫色の小さな実をつける低木で、寒さに強く、ワイナリーの説明では、新千歳空港の西から苫小牧(とまこまい)、むかわ町にかけての勇払(ゆうふつ)原野に多く自生しています。いまも「ハスカップ スイート」は開設以来の定番で、2014年からは瓶の中で二度目の発酵をさせるハスカップのスパークリングも造っています。

ぶどうの栽培は1993年、木村農園との契約から始まりました。会社が山梨の中央葡萄酒から分かれたのは2011年で、社名も北海道中央葡萄酒になっています。代表は三澤計史です。

2012年のピノ・ノワールからは、樽で熟成させている間に味をみて、特に出来のよい数樽だけを選んで瓶に詰める「プライベートリザーブ」を始めました。同じ年から、ピノ・ノワールのロゼワインも造っています。2016年のワインからは、ラベルにワイナリーの石蔵が描かれています。

公式のオンラインショップの紹介文は、北海道を世界の中の一つのワイン産地にしていくことの「一翼を担いたい」と書いています。


代表的なワイン

調査時点(2026年10月27日)の公式オンラインショップの税込価格を添えます。

北ワイン ピノ・ノワールは、木村農園のピノ・ノワールだけでつくる赤ワインです。木の年齢ごとに分けて仕込み、小さな樽で熟成させてから、ブレンドして調和のとれたものをこの名前で出します。2025年は8か月の樽熟成で、赤い果実の豊かな香りにほどよいタンニンがある、ミディアムボディのワインと説明されています。2025年は2026年11月12日の発売で、750ミリリットルが5,280円です。樽を選び抜いた「プライベートリザーブ」はオープン価格です。

北ワイン ケルナーは、ケルナーの辛口の白ワインです。ケルナーはドイツ生まれの白ぶどうです。2025年は、白い桃や洋梨のような華やかな香りと、すっきりとした酸があるとされています。750ミリリットルで3,190円です。ワイナリーは、このワインと、同じケルナーを瓶内二次発酵で仕上げた辛口の「北ワイン ケルナー スパークリング」(5,280円)が、日本ワインコンクール2026で銀賞を受けたと書いています。遅く摘んで甘さを残した「ケルナー レイトハーベスト」もあります。

ハスカップ スイートは、ハスカップとぶどうでつくる、アルコール分7%のやや甘口のお酒です。甘酸っぱく、食前に飲むほか、温めてホットワインにもできるとされています。720ミリリットルで1,840円ですが、2026年11月1日の注文分から2,020円に上がります。

基本情報

創業
1988年(山梨の中央葡萄酒が第2のワイナリーとして千歳で製造を始めた年)
人物
三澤計史(代表)
木村幸司(契約農家・木村農園の園主)
代表的なワイン
北ワイン ピノ・ノワール / 北ワイン ケルナー / ハスカップ スイート
公式サイト
chitose-winery.com

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