Vino Storia

ワインのお話

北海道 / 奥尻

奥尻ワイナリー

OKUSHIRI WINERY

北海道の西の海に浮かぶ奥尻島で、ぶどうを育てるところから瓶に詰めるところまでを島の中で行うワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • ショップ
深い青の海に浮かぶ、森に覆われた縦長の島を真上から写した空中写真
写真: 国土地理院 / 出典表示(国土画像情報) / Wikimedia Commons(幅960pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制の工場見学(1日1回、15時から30分ほど
内容
ワイナリーの工場見学
日時
毎日1回
15時から
所要時間
30分ほど
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
9時〜17時
定休日
4月下旬〜10月下旬は不定休
11月上旬〜4月中旬は日曜日
ショップ
あり(ワイナリーでしか手に入らないワインも扱う)

島へはフェリーか飛行機で渡ります。便の数が限られるので、15時の見学に間に合う便を先に確かめてください。
営業日はオンシーズン(4月下旬〜10月下旬)が不定休、オフシーズン(11月上旬〜4月中旬)が日曜定休で、どちらにも入らない時期の扱いは公式サイトに書かれていません。電話で確かめると確実です。
島の外では、函館空港のターミナルビル2階の売店「ポルックス」でも奥尻ワインを買えます。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
北海道奥尻郡奥尻町字湯浜300
電車で
奥尻島に鉄道は無い。函館駅・新函館北斗駅から路線バスで江差まで約2時間15分、江差港からフェリーで奥尻港まで約2時間10分
函館空港から奥尻空港へ飛行機で約30分(いずれも奥尻島観光協会。2022年10月時点の情報)
車で
江差港からフェリーに車を載せて渡れる(車を載せるときは予約が要る)。函館から江差までは国道227号で約1時間20分(奥尻島観光協会。2022年10月時点の情報)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が奥尻ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 毎日1回 15時から

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

奥尻ワイナリーとは?

奥尻ワイナリー(OKUSHIRI WINERY)は、北海道の南西、日本海に浮かぶ奥尻島(おくしりとう)にあるワイナリーです。島はまわりが84キロほどで、島全体が奥尻町(おくしりちょう)にあたります。対岸の江差町からはフェリーで2時間あまりかかります。

ワイナリーは、ぶどうの栽培から醸造までを、すべて島の中で行っていると書いています。島には海から風が吹きつけ、その風が運ぶ塩は畑のぶどうを傷めます。それでもワイナリーは、その潮風をワインの味の一部として語っています。

奥尻ワインにミネラル分が多く含まれているのは、時間をかけて潮風が海の恵みを運んでくれたからなのです。


潮風の吹く島の畑

ワイナリーの紹介によれば、島の周りの海は透明度が25メートルほどもあり、ウニやアワビ、ホッケなどの魚介がとれます。島の6割ほどをブナの原生林が覆い、水も豊かです。冬には雪が降りますが、対馬暖流の影響で、北海道の本島よりは暖かいといいます。

畑はおよそ27ヘクタールで、メルロー(Merlot)、シャルドネ(Chardonnay)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ツヴァイゲルトレーベ(Zweigeltrebe)、ケルナー(Kerner)、山ぶどうなどを、あわせて6万5,000本ほど育てています。

海に囲まれた畑には苦労もあります。ワイナリーは「塩害もあり、特殊な土地であるがゆえの苦労も多い」と書き、会社の年表には、2004年9月の台風18号で塩害を受けたことが残っています。そのうえで、日本海の潮風を受けたぶどうはミネラルが豊かで、ワインにすると余韻に潮の香りが出る、と説明しています。

奥尻島は、1993年7月の北海道南西沖地震で、地震と津波、火災によって大きな被害を受けた島でもあります。奥尻島観光協会によれば、198人が亡くなり、島は1998年3月に「完全復興」を宣言しました。ワイナリーの畑に最初の苗が植えられたのは、その翌年です。


歩み

1999年、島に自生していた山ぶどうの苗木を植えたのが始まりです。2001年にワイン用の品種の栽培を始め、2002年には1万5,000本の苗を8.6ヘクタールに植えました。ヨーロッパの品種も島で育てられるようになった、とワイナリーは書いています。

会社は海老原グループの一社で、2007年3月に設立されました。グループの理念は「奥尻島の振興に寄与する」で、ワイン造りの目標にも、奥尻の名前を知ってもらうことや、島の観光の新しい「奥尻ブランド」をつくること、働く場を広げることを挙げています。

2008年10月に2階建ての醸造所が完成し、畑は20ヘクタールほどになりました。最初の出荷は2009年4月10日です。2011年には苗木が6万本、畑は25ヘクタールほどに増えています。

2015年には、ピノ・グリの白ワイン(2014年)が日本ワインコンクールの欧州系品種の部門で銀賞を受けました。2021年には社員の有志が、メルローのワインと岩塩で「奥尻ワイン塩」をつくりました。ワイナリーは自分たちの仕事を、100年先、200年先を見すえたワイン造りと書いています。


代表的なワイン

OKUSHIRI ピノ・グリは、公式サイトのトップで紹介されている白ワインです。色は透明感のある麦わら色で、オレンジの皮のような柑橘の香りから、白い花の香りへと移っていきます。ふくらみのあるやや辛口で、余韻には蒸し栗のような風味があるとされています。2025年のぶどうでつくったものが2026年4月15日から出荷されています。

OKUSHIRI メルローには、赤ワインのほかに白ワインがあります。黒ぶどうのメルローからつくる白ワインで、2016年のものは、うすく黄色がかった色に、くどくない甘さとフルーティーな香り、小豆のような香りがあると説明されています。

風揺(ふうよう)139.4,42.1 メルローは、オーディオ機器のONKYOと一緒につくった赤ワインです。醸造のあいだ、モーツァルトの曲と奥尻の波の音でタンクを振動させたといいます。とても繊細なライトボディで、和食に合う赤ワインを目指したと書かれています。名前の数字は、奥尻島の東経139度・北緯42度あたりの位置と重なりますが、ワイナリーは由来を説明していません。

ほかに、ケルナーの白ワイン、ツヴァイゲルトレーベとピノ・ノワールの赤ワイン、淡い桜色のピノ・ノワールのロゼワインもあります。

調査時点(2026年10月27日)の公式の注文ページの税込価格は、ピノ・グリ(2025年、750ミリリットル)が3,850円、メルローの白ワイン(2024年、同)が3,300円、メルローの赤ワイン(2021年、同)が3,080円、風揺139.4,42.1 メルロー(2022年、同)が5,280円でした。注文はメールフォームかFAXで受け付けていて、支払いは代金引換です。

基本情報

創業
2008年(ワイナリーの製造工場ができた年。会社の設立は2007年)
人物
海老原浩(代表取締役)
代表的なワイン
OKUSHIRI ピノ・グリ / OKUSHIRI メルロー(白ワイン) / 風揺139.4,42.1 メルロー
公式サイト
okushiri-winery.com

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