Vino Storia

ワインのお話

福島 / 猪苗代

ワイン工房あいづ

Wine Making Shop AIZU

会津の農家から届くぶどうを、23リットルのガラスの容器で発酵させ、そのまま熟成させる小さな工房です。

  • 見学 予約不要
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • ショップ
黄金色に実った稲の田んぼの向こうに、紅葉の始まった磐梯山がそびえ、青空に白い雲が浮かんでいる
写真: Breakover / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約不要・無料の工房見学(営業時間中いつでも
内容
店舗の奥にある工房(仕込み室)で、ガラスの容器で発酵・熟成させているワインや醸造の設備を見る
日時
営業時間中いつでも
料金
無料
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
9時〜16時(会社概要と各ページの下の表示)
定休日
月曜日(ほかに不定休あり)
試飲
無料。見学のときに申し出ればできる。9月〜11月は仕込みで忙しく、できない場合がある。車を運転する人は不可
ショップ
あり(工房内の店舗。一部のワインは店舗だけで扱う)

公式サイトの中で営業時間が食い違っています。会社概要と各ページの下は「9時〜16時」、アクセスのページは「10時〜16時30分(冬は16時まで)」、よくある質問は「冬は17時まで」、英語のページは「10時〜18時(冬を除く)」です。訪ねる前に電話で確かめると確実です。
駐車場の台数も、アクセスのページ(店舗前3台・裏2台)とよくある質問(前4台・裏3台)で違います。
カーナビに電話番号を入れると別の場所が出ることがある、と公式サイトは書いています。住所で入れてください。
ボトル詰め体験は、調査時点では受け付けていません。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
福島県耶麻郡猪苗代町大字千代田字千代田3-7
電車で
JR磐越西線 猪苗代駅から徒歩約5分
車で
磐越自動車道 猪苗代磐梯高原インターチェンジから約5分。「猪苗代タクシー」と「二荒山神社」の左どなり
駐車場
店舗の前と裏にあり(大型バスは停められない)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がワイン工房あいづに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 営業時間中いつでも

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ワイン工房あいづとは?

ワイン工房あいづ(Wine Making Shop AIZU)は、福島県の猪苗代町(いなわしろまち)、会津磐梯山のふもとにある小さなワイナリーです。JR猪苗代駅から歩いて5分ほどの町なかで、店舗の奥がそのまま工房になっています。2025年4月に会社の名前が「昭和化工株式会社 果樹研究所」に変わりましたが、ウェブサイトや店の名前には、いまも「ワイン工房あいづ」が使われています。

この工房では、ワインを主に23リットル入りのガラスの容器で発酵させ、熟成も木の樽ではなく同じガラスの容器で行っています。フルボトルで30本近くになる量です。公式サイトは、木の樽の香りが付かないので、ぶどう以外の成分が入らない「すっきり」とした味わいになると説明しています。


会津の農家から届くぶどう

工房はぶどうやりんごを、会津や福島、東北の農家から仕入れています。よくある質問には、原料は「すべて専門の方に栽培して頂いています」とあります。開いた当初は、原料の多くを輸入した濃縮果汁に頼っていましたが、その後は地元の果実に切り替えてきたと公式サイトは書いています。

マスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)とピノ・ノワール(Pinot Noir)は、会津若松市北会津(きたあいづ)の「小森ぶどう園」のものです。平らな土地ですが、砂の多い土で水はけがよく、ピノ・ノワールはこの土地では育てにくい品種なのに、農家の試行錯誤でワインに向くぶどうが穫れるようになったといいます。シャルドネ(Chardonnay)は、長くシャルドネが育てられてきた会津美里町の新鶴(にいつる)地区から、NPO法人会津ワイナリー会が育てたものを仕入れています。ほかに、郡山市の磐梯熱海のメルロ(Merlot)やサンセミヨン、猪苗代町の磐梯山麓や石川町の山ぶどう、山形県南陽市の種のあるデラウェア(Delaware)も使ってきました。

商品にはぶどうの品種と産地を書いています。公式サイトの言葉では、「生産者の顔が見える国産の原料を、当工房が会津で醸造する」ワインです。

地元の人が庭で育てたぶどうやりんご、ときにはサルナシを持ち込み、ワインにしてほしいと頼むこともあります。工房は持ち込みの果実の委託醸造を受けていて、23リットルの容器ひとつ分から引き受けます。


歩み

公式サイトの「目指しているもの」には、創業者が自分の歩みを書いています。若いころ、山形県南陽市の実家でぶどうの出荷を手伝っていて、大きさや形のせいで出荷できない房を一か所に集めておくと、いつのまにか発酵していたそうです。それを「大自然が作ったワイン」と感じたことが、この工房の「自然回帰のワイン醸造」という考えのもとになったといいます。

創業者が歩んできたのは、もともと電気工学の道でした。定年を迎えるとき、職場に残る道もありましたが、それまでとは違うことをしてみたいと考えて、ワイン造りに出会ったと書いています。計画を立て、段取りをし、結果を見て次の計画に生かす点で、電気工学とワイン造りは同じ「ものづくり」だという考えです。

会社の沿革では、2005年9月に会社を設立し、10月からカナダで研修を受けています。研修先のバンクーバーでは、町なかに小さな工房がいくつもあり、客が自分で瓶に詰めて持ち帰る様子だったといいます。ガラスの容器を並べて造るやり方はそこから来ていて、公式サイトはこの形の醸造所を、日本では富良野と猪苗代のこの工房など数社しかないと書いています。

2006年11月に醸造の免許を取り、2007年1月に店を開きました。2010年7月に醸造所を広げ、2022年1月に大阪府吹田市の昭和化工のグループに入り、2025年4月に社名を変えています。猪苗代の山ぶどうでつくった微発泡のワインは、平成26年度の「ふくしま新風味開発」に選ばれました。


代表的なワイン

醸造は、つぶしたぶどうをまずタンクで発酵させ、搾ってからガラスの容器に移して発酵を続けます。容器の口には水を入れた栓(エアロック)を付け、発酵で出るガスだけを外へ逃がします。赤ワインは仕込んでから3か月以上、白ワインは3〜4か月以上たってから瓶に詰めることを目指しています。保存料は使わず、酸化防止剤は食品衛生法で認められた量の半分ほどにとどめています。

ベーリーA(会津産)は、北会津の小森ぶどう園のマスカット・ベーリーAでつくる赤ワインです。甘いキャンディのような香りと、ほどよい酸があるとされています。飲む半日前には冷蔵庫から出して常温に戻すと、香りと味がよく分かるとすすめています。

ピノ・ノワール(会津産)は、同じ北会津のピノ・ノワールの赤ワインで、赤い果実の香りに、渋みは少なく、ほどよい酸があります。

シャルドネ(会津・新鶴産)は、新鶴のシャルドネだけでつくる辛口の白ワインです。香りも味もフレッシュで、ほどよい酸と渋みがはっきりしていて、食事と一緒に飲むワインとして紹介されています。

やまぶどうは、山ぶどうからつくる赤ワインです。2024年のものは石川町の山ぶどうで、濃く、果汁の酸味が効いていて、厚いステーキにも合うとされています。濃いので、好みで氷を入れて飲んでもよいと書かれています。

ほかに、スチューベン、ポートランド、ニューナイアガラといった、生で食べるぶどうの品種からつくるワインや、りんごのシードルもあります。

2026年7月1日に価格が改定されました。調査時点(2026年10月27日)のオンラインショップの税込価格は、720ミリリットルで、ベーリーA(2025年)が6,180円、ピノ・ノワール(2025年)が7,340円、シャルドネ(2025年)が4,190円でした。やまぶどう(2024年)は500ミリリットルで6,010円です。

基本情報

創業
2005年(有限会社ワイン工房あいづを設立した年。醸造免許は2006年11月、店舗の開設は2007年1月)
人物
小椋浩之介(昭和化工株式会社 代表取締役社長)
代表的なワイン
ベーリーA(会津産) / ピノ・ノワール(会津産) / シャルドネ(会津・新鶴産) / やまぶどう
公式サイト
hondawinery.co.jp

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