Vino Storia

ワインのお話

長野 / 松川

ヴァンヴィ

VinVie

りんごの町・松川で、りんご農家とぶどう農家が手を組み、ワインとシードルを一つの醸造所で造っています。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
山の上から見下ろした谷あいの町と畑。向こうに緑の山並みが重なり、いちばん奥に高い山々が連なっている
写真: Alpsdake / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリー見学ツアー(1名1,000円、約30分)
内容
スタッフがワインとシードルの造り方を解説しながら案内するワイナリー見学ツアー。醸造の時期(8月下旬〜2月ごろ)は醸造施設に入らず、ショップや屋外から案内
日時
予約カレンダーで日にちを選ぶ
11時、13時、15時の回
所要時間
約30分
料金
1名1,000円(試飲と買い物の代金は含まない)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワイナリーショップ 10時〜17時
定休日
火曜・水曜・木曜(祝日は営業)と年末年始。臨時休業あり
試飲
テイスティングスペースで有料(2026年10月27日時点のメニューで、テイスティング300円〜、グラス600円〜)
ショップ
あり(ワイナリーショップ。ワイン、シードル、自社のりんごジュース、南信州の加工品など)

醸造の時期(8月下旬〜2月ごろ)は、見学ツアーでも醸造施設の中には入りません。醸造の設備は、テイスティングスペースの大きなガラス窓越しに見られます。
ショップの営業日は2026年4月から金曜〜月曜と祝日に広がりました。長野県の観光サイトは「金曜〜日曜・祝日のみ営業」のままなので、公式サイトの案内を見てください。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、伊那大島駅からタクシーを使ってください。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県下伊那郡松川町大島3307-7
電車で
JR飯田線 伊那大島駅からタクシーで約7分(長野県の観光サイト「Go NAGANO」)
車で
中央自動車道 松川インターチェンジから約5分(同)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がヴァンヴィに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 予約カレンダーで日にちを選ぶ 11時、13時、15時の回

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ヴァンヴィとは?

ヴァンヴィ(VinVie)は、長野県下伊那郡松川町(まつかわまち)の丘の上にある、ワインとシードルの醸造所です。シードル(cidre)は、りんごを発酵させてつくるお酒です。2018年に会社をつくり、2020年に醸造所を開きました。名前はフランス語の「Vin(ワイン)」と「Vie(生命、人生、生活)」を合わせたもので、公式サイトは、普段の暮らしの中に当たり前にあるワインとシードルを造りたい、と書いています。

会社を興したのは、代表取締役の竹村暢子さんです。公式サイトのあいさつで、暢子さんは、りんご農家に嫁いで24年、シードルを知ってその魅力に取りつかれ、いつしか自分の手でシードルやワインを造りたいと願うようになった、と書いています。りんご農家とぶどう農家と醸造家が手を組んで、その願いを形にしたのがヴァンヴィです。


南アルプスを望む、りんご畑の中の丘

松川町は、中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷(いなだに)の南部にある町です。公式サイトは、100年の歴史を持つ果物の産地で、町ではりんご農家がそれぞれのブランドでシードルを造るようになっていると紹介しています。醸造所は、りんご畑に囲まれた標高720メートルほどの高台に建ち、正面に南アルプスの山並みが見えます。

ワインについて、公式サイトは、天竜川の河岸段丘にある町は温暖で水はけがよく、日照時間が長く、昼と夜の気温の差が大きいと説明しています。長野県の観光サイトは、このあたりを「天竜川ワインバレー」の一角に数えています。

ぶどう畑は、町の増野(ましの)地区にあります。醸造家が書く公式の note は、2026年6月の記事で、増野の気象データから2022年から2025年までの「有効積算気温」を計算しました。ぶどうの育つ4月から10月までのあいだ、毎日の平均気温のうち10度を超えた分を足し合わせた値で、産地の暖かさを比べるときに使われる物差しです。4年間の値は1,700度ほどから1,940度ほどでした。記事は、冷涼な土地と思われていた増野が、年によっては南フランス並みの熱を受けるようになった一方で、標高のおかげで夜は冷え、秋が長く続く土地になっていると分析しています。

公式サイトによれば、古い梨の棚をそのまま使って、ぶどうを棚で育てている畑もあります。


歩み

暢子さんは長野県立科町の生まれで、1994年に松川町のりんご農家「りんご屋たけむら」の竹村隆さんと結婚しました。隆さんは2004年に家の農園を引き継いだりんご農家で、いまはヴァンヴィの栽培を担当しています。2018年4月4日に株式会社VINVIEを設立し、同じ年から自社畑のりんごでシードルの生産を始めました。

ぶどうの栽培と醸造を担うのは、竹村剛さんです。公式サイトのメンバー紹介によれば、東京農業大学で農芸化学を学び、バイク販売店の整備士を経て、2013年から長野県東御市のはすみふぁーむで栽培と醸造を、2014年からは同じ松川町の信州まし野ワインで醸造を担当しました。2016年ごろからヴァンヴィの立ち上げを考え始めたといいます。2019年には、東御市のヴィラデストワイナリーで営業を統括していた佐藤篤さんが、創業メンバーとして加わりました。剛さんの高校の同級生です。

2020年に開いた醸造所には、イタリアやフランスの醸造機械を入れ、そのすべての機械と工程を窓越しに見られるようにしました。醸造所の中にはテイスティングスペースとワイナリーショップがあります。2026年4月、創業から8年、醸造所の開設から6年を迎えたのを機に、ショップの営業日を週4日に広げています。


代表的なワイン

醸造家の note は、2018年の立ち上げから一貫して「飲みやすく、飲み飽きない、そして飲み続けられること」を目標にしてきたと書いています。自社畑では、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)、プティ・マンサン(Petit Manseng)、ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)、シラー(Syrah)、日本の竜眼(りゅうがん)など、10種類あまりのぶどうを育てています。

カベルネ・フラン 樽熟成は、公式の note が「フラッグシップ赤ワインの一つ」と呼ぶ赤ワインです。2023年は、自社畑のカベルネ・フランをアメリカ産とフランス産のオークの樽で8か月熟成させました。香りはブルーベリーやモカ、ミントにたとえられ、味わいにはカシスやザクロのような果実味があります。ほどよい酸とシルキーなタンニン(渋み)が溶け合って、柔らかい質感になっているといいます。note は、南信州で焼肉といえばラムやマトンで、それと合わせるのを勧めています。

ソーヴィニヨン・ブランは、さわやかな白ワインです。note によれば、2025年は、きりっとした酸と、後半に感じる繊細な苦みの釣り合いが持ち味です。地元の天竜川の鮎を焼いて蓼酢(たでず)で食べるときに合わせるのを、いちばんの組み合わせに挙げています。

プティ・マンサン 醸しは、フランス南西部の白ぶどうを、果皮ごと漬け込んで造る白ワインです。note は、皮が厚く病気に強く、熱い年でも酸が落ちないこの品種を「秘密兵器」と呼び、2026年は植え替えて畑を増やしています。2025年のプティ・マンサン 醸しは、白ワインの「緒(いとぐち)」2025年、赤ワインの「ルージュ 山葡萄」2024年とともに、2026年8月に長野県の地理的表示「GI長野」に認定されました。

調査時点(2026年10月27日)のテイスティングスペースのメニューでは、カベルネ・フラン 樽熟成2024年がテイスティング500円、グラス1,100円、ソーヴィニヨン・ブラン2025年が400円と950円でした。シードルも、自社のりんごを使ったものやホップを加えたもの、蜂から採った酵母で発酵させたものなど、10種類以上を造っています。

基本情報

創業
2018年(株式会社VINVIEを設立した年。醸造所の開設は2020年)
人物
竹村暢子(代表取締役)
竹村剛(取締役。栽培・醸造)
代表的なワイン
カベルネ・フラン 樽熟成 / ソーヴィニヨン・ブラン / プティ・マンサン 醸し
産地の表示
GI Nagano(地理的表示「長野」)
公式サイト
vinvie.jp

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