Vino Storia

ワインのお話

愛知 / 常滑

常滑ワイナリー ネイバーフッド

Tokoname Winery Neighborhood

伊勢湾を見下ろす常滑の丘で、ぶどうづくりの経験がなかった農園の主が、オレゴンで見たワイナリーの風景を手本にワインを造っています。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン
黒い板壁の古い建物の前に、素焼きの鉢や甕が並び、花が植えられた細い石畳の道
写真: Hyppolyte de Saint-Rambert / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリーツアー(知多牛ステーキの食事付き
内容
ぶどう畑と醸造所をスタッフの案内で見学し、常滑ワイン4種を飲み比べたあと、併設のレストランで知多牛ステーキのランチかディナーを食べる。第2・第4土曜日には、オーナーで醸造家の馬場憲之が案内するプレミアムツアーがある
日時
レギュラーツアー 10時30分、16時30分(木曜と、第2・第4土曜日の10時30分を除く)
プレミアムツアー 毎月第2・第4土曜日 10時30分
所要時間
ツアー30分。そのあとランチかディナー
料金
レギュラーツアー 1人7,000円/プレミアムツアー 1人9,000円(いずれも食事と4種の試飲を含む)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワインの販売・試飲は併設のレストラン「サンセットウォーカーヒル」で。平日 11時〜14時30分、16時30分〜21時
土日祝 11時〜15時30分、16時30分〜21時
定休日
木曜日
試飲
ワインを買いたい人は、併設のレストランで試飲できる
ショップ
あり(併設のレストラン サンセットウォーカーヒルでボトルを販売)
飲食
農家レストラン「サンセットウォーカーヒル」(知多半島の食材を使うアメリカンスタイルのレストラン。知多牛ステーキ)

試飲やツアーでワインを飲むなら、運転しない人と一緒に行くか、送迎を頼んでください。
ワイナリーのサイトは店の営業時間を「11時〜21時」と書いていますが、レストランのサイトでは平日・土日祝とも昼と夜のあいだ(14時30分または15時30分〜16時30分)に休みがあります。
2026年11月22日(日)は、ぶどう畑で収穫祭があります(大人4,000円、申し込み制。常滑駅から送迎バスあり) 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
愛知県常滑市金山上白田130(農家レストラン サンセットウォーカーヒル隣)
電車で
名鉄 常滑駅から車。ツアーの参加者は、予約のときに申し出れば常滑駅から送迎あり(帰りは送れない場合がある)
車で
知多横断道路 常滑インターチェンジから約7分(併設のレストランの交通案内)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が常滑ワイナリー ネイバーフッドに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: レギュラーツアー 10時30分、16時30分(木曜と、第2・第4土曜日の10時30分を除く) プレミアムツアー 毎月第2・第4土曜日 10時30分

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

常滑ワイナリー ネイバーフッドとは?

常滑ワイナリー ネイバーフッド(Tokoname Winery Neighborhood)は、愛知県常滑市の金山(かなやま)にあるワイナリーです。知多半島の西側、伊勢湾を見下ろす丘の上にあり、醸造所の隣には、同じ会社が営む農家レストラン「サンセットウォーカーヒル」があります。運営するグループは、このワイナリーを「知多半島で初のワイナリー」と紹介しています。

始めたのは、いちご狩りの農園やハンバーガー店を営んできた馬場憲之(ばば のりゆき)です。ぶどうを育てた経験はなく、ワイナリーの紹介ページには、それまでのいちご栽培の知恵を生かしてぶどうを育てていると書かれています。きっかけは、アメリカのオレゴン州で見たワイナリーの風景でした。公式サイトは、その思いを馬場の言葉としてこう伝えています。

オレゴンで見た幸せな光景を日本に再現したい


焼き物の町の、粘土の畑

常滑は、古くから焼き物の町として知られています。ワイナリーの説明では、この粘土の多い土は水はけがよくない一方で、ミネラルを多く含むといいます。ワイン造りの土地としては珍しい、太平洋側の温かい地域でもあります。公式サイトは、この土で育てたぶどうからできるワインを「酸が強く、旨味が十分にある」と書いています。

通販のシャルドネの説明は、もう一歩踏み込んでいます。ミネラルと酸は結びつきやすいので、暑い地域でも酸が抜けず、むしろ鮮やかな酸のワインになる、という説明です。これは造り手の見立てで、畑の分析の結果が示されているわけではありません。

畑で育てているのは、シャルドネ(Chardonnay)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)などです。ワインの一覧には、スペイン北西部の白ぶどうとして知られるアルバリーニョ(Albariño)もあります。ぶどう畑は常滑市榎戸(えのきど)にあり、春と秋にはここで感謝祭と収穫祭が開かれます。2026年11月22日の収穫祭では、伊勢湾を眺めながら、ぶどう畑でワインとバーベキューを楽しめます。

この土地らしさがいちばんはっきり出ているのが、常滑焼の素焼きの甕(かめ)で寝かせるピノ・ノワールです。ワインの世界では、こうした焼き物の容器を古代ギリシャ・ローマの壺の名からアンフォラ(amphora)と呼びます。通販の説明によれば、甕の内側は蜜蝋で覆われていて、木の樽のように少しずつ空気を通す一方、容器そのものの風味はワインに移りません。常滑の土で育ったぶどうを、常滑で焼いた甕で寝かせるので、会社はこれを「究極のオール常滑ワイン」と呼んでいます。


歩み

運営会社ブルーチップのオーナー紹介によれば、馬場憲之は長崎県佐世保市の生まれです。名古屋空港で会社を興しましたが、2001年のアメリカ同時多発テロで仕事を失い、個人のお客を相手にする商売に切り替えました。カフェやカレー店がうまくいかなかったあと、アメリカの観光農園を手本にしたいちご狩り農園が当たり、それが会社の柱になったといいます。

毎年アメリカを訪ねるうちに、オレゴン州のワイナリーに心を動かされ、農業と飲食を合わせたワイナリーとレストランを目指すようになりました。公式サイトは、温かい地域でぶどうが育つのか、資金がかかる、ワインが完成するまで最低6年はかかる、といった壁が続いたと書いています。

2018年4月、常滑にワイナリーを開きました。オーナー紹介は、醸造の免許を取るところから始めて、愛知県で3つ目のワイナリーになったとしています。同時にレストランも開き、どちらも国家戦略特区の認定を受けたと書かれています。2021年には、ワイン専門誌「ワイン王国」のブラインドテイスティングの企画で、常滑ピノ・ノワールのロゼ(2020年)が最高の5つ星を得たと、同じページにあります。その後、グループは名古屋市の中心部にも醸造所「名古屋ワイナリー」を開いています。


代表的なワイン

ワインは二つのブランドに分かれています。「ネイバーフッド」は自社の畑で育てた常滑のぶどうを品種ごとに仕込むシリーズで、「デリバリング・ハピネス」は愛知県産を中心に、ほかの土地のぶどうも使って新しい造り方を試すシリーズです。紹介ページによれば、気軽に楽しむワインを目指しているので、どのワインも熟成は3か月ほどだといいます。

常滑ピノ・ノワール アンフォラは、上で書いた常滑焼の甕で寝かせる赤ワインです。数を限って造られ、2025年は2026年5月に売り出されました。ラインナップのページは、丸みのあるまろやかな味わいと説明しています。

常滑ピノ・ノワールは、しっかりした酸とベリーの風味が特徴の赤ワインです。通販の説明では、チェリーやラズベリー、いちごのような香りにバニラやチョコレートの気配があり、ローストビーフのような軽い肉料理に合わせるよう勧めています。

常滑シャルドネは、ラインナップのページが「白ワインのフラッグシップ」と呼ぶ1本です。石灰のような土っぽさと酸が特徴で、魚料理や日本料理に合わせるよう勧められています。常滑ピノブランは、シャルドネほど酸が強くなく、青りんごや梨、グレープフルーツのような香りのまろやかな白ワインです。

調査時点(2026年10月27日)の公式オンラインショップの税込価格は、常滑ピノ・ノワール アンフォラ(2025年、750ミリリットル)が5,390円、常滑ピノ・ノワール(2024年、同)が4,290円、常滑シャルドネ(2024年、同)と常滑ピノブラン(2024年、同)が3,960円でした。ワインはレストランでも売っています。

基本情報

創業
2018年(4月に常滑でワイナリーを開いた年。運営グループの株式会社ブルーチップのオーナーの経歴による)
人物
馬場憲之(オーナー・醸造家。株式会社ブルーチップ代表取締役)
代表的なワイン
常滑ピノ・ノワール アンフォラ / 常滑ピノ・ノワール / 常滑シャルドネ / 常滑ピノブラン
公式サイト
tokonamewinery.jp

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