Vino Storia

ワインのお話

静岡 / 伊豆

中伊豆ワイナリーヒルズ

Nakaizu Winery Hills

故郷の伊豆にカリフォルニアのようなワイナリーを、という創業者の願いから、三島の小さな試験畑で始まった丘のワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • レストラン
垣根に沿ってぶどうの木が並ぶ緑の畑の奥に、塔のある白い洋館風の建物と森の丘が見える
写真: Batholith / パブリックドメイン / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・ワイナリーガイドツアー(1人500円、宿泊者は無料、約30分…
内容
フロントのスタッフの案内で、コレクションセラー(150年前のワインなどの展示)、ガラス越しの醸造所、約10ヘクタールの畑を巡り、最後にテイスティング(別料金)
日時
10時、16時(1日2回)
所要時間
約30分
定員
20名
料金
1人500円(宿泊者は無料。テイスティングは別料金)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
シャトーT.S 平日9時〜17時、土日祝9時〜18時(季節により変わる)
レストラン ナパ・バレー 11時〜16時(ラストオーダー15時)
定休日
シャトーT.Sは2026年10月の休館日なし(10月の営業のお知らせ)
レストラン ナパ・バレーは火曜日
試飲
シャトーT.Sのテイスティングラウンジのカウンターで、1杯ずつ有料(この丘のぶどうのワイン、ブランデー「伊豆陽炎」、ぶどうジュース)
飲食
レストラン「ナパ・バレー」(畑を望むダイニング。パスタ1,650円〜、コース3,960円〜)
ステーキハウス「マーベリック」(土日祝だけ、11時〜16時)

試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、修善寺駅からシャトルバスかタクシーを使ってください。運転する人と子ども向けにはぶどうジュースがあります。
セラーは一年中15度ほどなので、羽織るものがあると安心です。
ツアーの案内は日本語だけです。
修善寺駅までの所要時間は、アクセスのページでは約40分、来場ガイドでは約30分と書かれています。
日によって休業や時間の変更があるので、公式サイトの営業カレンダーか月ごとのお知らせを確かめてください。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
静岡県伊豆市下白岩1433-27
電車で
JR三島駅から伊豆箱根鉄道で修善寺駅まで約40分。修善寺駅からタクシーで約15分か、無料のシャトルバス(予約不要。北口のバスロータリー側から。ワイナリー発の12時55分と17時55分の便は修善寺駅へ行かない)
車で
東名高速 沼津インターチェンジ・新東名 沼津長泉インターチェンジから約60分(有料の伊豆中央道を大仁南インターチェンジで降り、修善寺駅前を通って中伊豆方面へ)
駐車場
シャトーT.S 60台

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が中伊豆ワイナリーヒルズに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 10時、16時(1日2回)

定員: 20名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

中伊豆ワイナリーヒルズとは?

中伊豆ワイナリーヒルズ(Nakaizu Winery Hills)は、静岡県伊豆市の、修善寺駅から車で15分ほどの丘にあるワイナリーです。中心にあるのは2000年に開いた「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」で、醸造所、テイスティングのラウンジ、レストランが入っています。まわりの丘には、ホテルと日帰りの温泉、グランピングの宿、乗馬の施設、野球場やサッカー場までが集まっています。

創業者は志太勤(しだ つとむ)です。公式サイトは、故郷の伊豆に、カリフォルニアにあるようなワイナリーを築くことが志太の願いだったと書いています。始まりは1987年、三島市の三ツ谷新田に借りた、縦20メートル、横10メートルの小さな試験畑でした。2026年、その畑は10ヘクタールの丘になっています。


富士を望む南西向きの斜面

ワイナリーの場所が決まったのは1993年です。選ばれたのは、標高300メートルほどの、南西に向いたゆるやかな斜面でした。会社は自分たちの丘を「富士を望む丘」と呼んでいて、グランピングの宿はどの棟からも富士山が見えると案内しています。

石張りのテラスの先に、垣根に仕立てたぶどう畑が広がり、奥に森と山なみが続く曇り空の景色
シャトーT.Sのテラスから見下ろした畑。垣根に沿ってぶどうの木が並ぶ(2012年6月)Batholith / パブリックドメイン / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

畑では、2026年の時点で黒ぶどうが6品種、白ぶどうが4品種育てられています。公式通販に並ぶワインの名前を見ると、シャルドネ(Chardonnay)、メルロー(Merlot)、プティ・ヴェルド(Petit Verdot)、信濃リースリング(しなのリースリング)、プティ・マンサン(Petit Manseng)、ヤマ・ソービニオンなどが使われています。

ツアーでは、フロントのスタッフがコレクションセラー、醸造所、畑の順に案内します。セラーには150年前の古いワインや、カリフォルニアのオーパス・ワン、伊豆のワインが並び、一年を通して15度ほどに保たれています。醸造所はガラス越しに見る形です。最後のテイスティングでは、気に入ったワインを探します。


歩み

公式サイトの年表「三十九年の丘」によれば、三島の試験畑から2年後の1989年、当時の修善寺町に試験農場が開かれました。植えたのは、マスカット・ベーリーA、ミュラー・トゥルガウ(Müller-Thurgau)、ヤマ・ソービニオン、セイベル13053の4品種です。自分たちの醸造所はまだ無く、最初のワインはほかの醸造所に造ってもらいました。

1993年にいまの丘にワイナリーを建てると決め、1999年に果実酒の製造免許を取って、ようやく自分たちで仕込めるようになりました。最初の試験畑から数えると12年かかっています。2000年1月に「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」が開き、ワインの工場とテイスティングのカウンター、結婚式のためのチャペルがひとつの建物に収まりました。レストランの名前「ナパ・バレー」は、カリフォルニアのワインの産地の名前です。

その後、丘は少しずつ広がりました。2001年に温泉付きの「ホテルワイナリーヒル」、2016年に畑の外周を馬で巡る「ワイナリーヒルズランチ」、2022年9月にグランピングの「中伊豆 EAST WINDS VILLAGE」が開いています。運営するのはシダックス中伊豆ワイナリーヒルズ株式会社で、2022年4月からはシダックスのグループの連結からは外れています。


代表的なワイン

伊豆シャルドネは、伊豆市の自社の畑で育てたシャルドネだけで造る、辛口の白ワインです。樽で発酵させてから熟成させています。2024年ヴィンテージは薄い金色で、まずバターやヘーゼルナッツのような樽の香りが立ち、そのあとにグレープフルーツやレモンの皮、南国の果物、はちみつのような香りが続きます。果実の厚みとキレのある酸があり、余韻は長く続きます。会社は、カマスのカルパッチョやキスの天ぷらを塩で、と勧めています。

伊豆メルローは、自社の畑のメルローの赤ワインで、オーク樽で9か月寝かせています。2024年ヴィンテージは日本ワインコンクール2026で銀賞を受けました。色は中くらいの濃さのルビーで、燻製のような香りと高カカオのチョコレートのような樽の香りのあとに、カシスやブラックチェリー、枯れ葉の香りが出てきます。ほのかな甘みとほどよい渋みがあり、余韻には湿った土のような風味が残ります。たれで焼いた焼き鳥のレバーとも合わせられています。

志太Grand爽輝(しだ グラン そうき)は、創業者の名前を冠したスパークリングワインです。2020年ヴィンテージは、自社の畑のシャルドネと信濃リースリングを樽で熟成させてから、瓶の中でもう一度発酵させ、3年寝かせています。色は金色で、りんごのコンポートやアプリコット、熟した洋梨の香りのあとに、控えめな和の柑橘の香りが続きます。辛口で、余韻は長く続きます。

調査時点(2026年10月27日)の公式通販の表示価格は、伊豆シャルドネ(2024年、750ミリリットル)と伊豆メルロー(2024年、同)が4,070円、志太Grand爽輝(2020年、同)が13,200円でした。その年のぶどうで造る「伊豆ヌーヴォー」の赤ワインと白ワイン(どちらもやや甘口)は、2026年は11月1日の発売と案内されています。

基本情報

創業
2000年(ワイナリー「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」が開いた年。ぶどうの試験栽培は1987年から)
人物
志太勤(創業者)
志太勤一(運営会社の代表取締役会長)
代表的なワイン
伊豆シャルドネ / 伊豆メルロー / 志太Grand爽輝
公式サイト
nakaizuwinery.com

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