Vino Storia

ワインのお話

福島 / 郡山

ふくしま逢瀬ワイナリー

FUKUSHIMA OUSE WINERY

震災からの復興のために建てられたワイナリーです。福島の桃やりんごと、郡山の農家が育て始めたぶどうからワインを造っています。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食
木の茂る丘を背に、黒い外壁の横に長い平屋の建物と駐車場がある
写真: 藍原あおい / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・有料の見学ツアー(空中見学通路から醸造設備を見る
内容
醸造施設に設けた空中見学通路から、窓越しに製造設備を見下ろし、展示パネルでワインができるまでの工程を見る。無料の試飲とお土産付き。説明員のガイドはオプション
日時
ショップの営業時間に準じる(営業時間外は問い合わせ)
所要時間
約10分〜40分
定員
1名から
料金
個人800円、団体(10名以上)700円(いずれも税込)/説明員のガイドは別に3,000円(10名につき説明員1名)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ショップ 土曜・日曜・祝日 10時〜16時
火曜〜金曜 11時〜16時
定休日
月曜日(祝日を除く)
試飲
ショップでテイスティング(有料、一部無料)。見学ツアーには無料の試飲が付く
ショップ
あり(ワイン、シードル、リキュール、おつまみ、福島県内の品)
飲食
ショップ内でカフェメニュー

見学の前の晩から当日にかけて納豆などの発酵食品を食べると、醸造の管理のために入場を断られることがあります。
見学しない付き添いの人も、入場すると料金がかかります。チケットは当日限りで、払い戻しや日程の変更はできません。
車・バイク・自転車を運転する人には試飲を出しません。
12月〜3月ごろは雪や路面の凍結に注意し、スタッドレスタイヤを付けてください。
収穫や仕込みの時期は、ツアーの内容や日程が変わることがあります。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
福島県郡山市逢瀬町多田野字郷士郷士2番地
電車で
JR郡山駅から車で約30分(公式サイトは車での道順だけを案内している)
車で
郡山駅から国道4号線〜県道6号線を猪苗代湖方面へ約30分
東北自動車道 郡山南インターチェンジから県道47号・55号・6号線で約20分
郡山中央インターチェンジから県道55号・29号・6号線で約20分
駐車場
無料駐車場あり。大型バスも可(団体は事前に相談)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がふくしま逢瀬ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: ショップの営業時間に準じる(営業時間外は問い合わせ)

定員: 1名から

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ふくしま逢瀬ワイナリーとは?

ふくしま逢瀬(おうせ)ワイナリー(FUKUSHIMA OUSE WINERY)は、福島県郡山市の逢瀬町にあるワイナリーです。東日本大震災からの復興を後押しするために、三菱商事が設けた公益財団法人三菱商事復興支援財団が建て、2015年10月に完成しました。

財団の発表によれば、ねらいは、福島県で盛んに育てられている生で食べる果物、つまり桃や梨、りんごを使うことと、ワイン用のぶどうを育てる農家を新しく育てることの二つでした。果物を育てる人、加工する人、売る人を一続きにする「果樹農業6次産業化プロジェクト」として、郡山市と手を組んで始めたものです。

そのため、このワイナリーの棚には、ぶどうのワインと並んで、桃やりんごのお酒が並びます。ワイン用のぶどうを育てているのは、ワイナリーができた2015年に栽培を始めた郡山の農家たちです。


郡山の農家の畑から

ワイナリーは、郡山の市街から猪苗代湖(いなわしろこ)の方へ向かう道の途中にあり、郡山駅から車で30分ほどです。冬の12月から3月ごろは雪が積もり、道が凍ることもあると、ワイナリーは来訪者に注意を促しています。

ぶどうを届けているのは、「郡山地域果実醸造研究会」の農家の人たちで、ワイナリーの紹介では十数軒の名前が並びます。田村町の鈴木農園はメルロー(Merlot)とシャルドネ(Chardonnay)、三穂田町の富澤富一さんはメルローとソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)というように、郡山のあちこちで、それぞれの畑がワイン用のぶどうを育てています。ワイナリーの近くには、自社の「多田野ヴィンヤード」もあります。

醸造では、小さなタンクを使って、農家ごと、畑ごとにぶどうを分けて仕込むことがあるといいます。同じ品種でも、土地や育てた人によって違う個性を、ワインに映すためだと説明しています。運ばれてきたぶどうは、振動する選果機で葉や未熟な実を取り除いたあと、ベルトの上を流しながら一粒ずつ人の目でも確かめます。

果物のお酒の原料は、ワイナリーができたころから付き合いのある県内の果樹農家が育てています。


歩み

2015年2月、財団と郡山市は連携の協定を結びました。10月27日の完成の日の発表では、その月のうちに仕込みを始め、年が明けたら最初の出荷をする予定で、量は当面、リキュールとワインを合わせて年に1万2,000リットルほど、将来は2万5,000〜3万リットルを目指すとしています。

2024年5月、財団は醸造の施設などを郡山市に寄附することで市と協定を結び、市は運営を担う会社を募りました。選ばれたのは株式会社ISホールディングスで、2025年4月1日に施設は市のものになり、同じ日から同社が市から借りて運営しています。市の資料によれば、貸す期間は50年で、ワイナリーを続けること、農家にワイン用ぶどうの栽培の技術を教え、長い期間の栽培の契約を結ぶこと、それまでの従業員を雇い続けることが条件に入っています。

2026年4月には、醸造施設の中に空中見学通路ができました。それまでは製造の現場を見るための専用の通路がなかったといい、いまは来館者が製造室に入らずに、上から設備を見下ろせるようになっています。この通路は運営会社が整備して市に寄附したもので、7月に市から感謝状を受けています。


代表的なワイン

ワインには「Vin de Ollage(ヴァン・ド・オラージュ)」の名が付きます。ollage は、香りを意味するラテン語の oleum と、集めることを表す collage などを組み合わせた造語だと、ワイナリーは説明しています。

郡山メルロは、田村町の鈴木農園が育てたメルローだけで造る赤ワインです。2023年のものはフランスのオーク樽で9か月熟成させ、ブルーベリーやブラックチェリー、プラムの香りに、スミレやスパイス、ハーブの香りが重なるとされています。フレッシュな酸ときめ細かな渋みのある、中くらいの重さの辛口です。日本ワインコンクール2026で、ヨーロッパ系の品種の赤ワインの部門で銅賞を受けました。

郡山シャルドネ 樽熟成は、同じ鈴木農園のシャルドネで造る白ワインです。フランスのオーク樽と、アカシアの樽で熟成させています。色は明るいレモンイエローで、青りんごやカリン、金木犀を思わせる香りに、樽からのサワークリームやビスケットのような香りが重なります。しっかりした酸があり、やや辛口です。

ふくしま もも SPARKLINGは、福島県産の桃「あかつき」だけで造る甘口のスパークリングで、「ももスパ」と呼ばれています。桃を頬張ったような甘みに、きめ細かな泡が合わさるとされ、ラベルは漫才コンビ「母心」の関あつしさんが描きました。

調査時点(2026年10月27日)の公式サイトの税込価格は、郡山メルロ(2023年、750ミリリットル)が2,970円、郡山シャルドネ 樽熟成(2023年、同)が3,300円、ふくしま もも SPARKLING(375ミリリットル)が1,650円でした。

基本情報

創業
2015年(三菱商事復興支援財団が建てたワイナリーの竣工の年。10月27日)
代表的なワイン
郡山メルロ / 郡山シャルドネ 樽熟成 / ふくしま もも SPARKLING
公式サイト
ousewinery.jp

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