Vino Storia

ワインのお話

広島 / 三次

広島三次ワイナリー

Hiroshima Miyoshi Winery

霧の出る三次盆地で、三次産のぶどうだけを使ったワインに取り組んでいます。

  • 見学 予約不要
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食
青空の下、とんがり屋根の時計塔を中心に赤い屋根の建物が左右に連なる施設と、手前の駐車場と道路
写真: Gungun01 / CC0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約不要
内容
地下のワイン貯蔵庫(約14℃)に並ぶ木樽を窓越しに見る。ぶどう畑の作業や醸造の工程の資料も展示している
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワインショップ(ワイン館) 9時30分〜17時30分
Cafeヴァイン 4月〜11月と土日祝日 8時〜17時、12月〜3月の平日 8時〜16時
バーベキューガーデン 11時〜(ラストオーダー17時30分)
定休日
1月〜3月の第2水曜日、12月29日〜1月1日
試飲
無料の試飲コーナー(ワイン6種類、リキュール1種類、ソフトドリンク1種類)
ワイン館のワインバーカウンターで有料の試飲
ショップ
あり(ワイン館、物産館。三次の特産品やワインに合うおつまみも)
飲食
バーベキューガーデン(広島和牛のバーベキュー)
Cafeヴァイン(ランチ、ピオーネソフトクリーム)

バーベキューガーデンの営業時間は、公式サイトのアクセスのページ(11時〜17時30分)と施設案内のページ(11時〜18時、ラストオーダー17時30分)で書き方が違います。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、バスやタクシーを使ってください。
車いすを3台、無料で貸し出しています。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
広島県三次市東酒屋町10445番地の3
電車で
JR三次駅から車で約6分。路線バスの運行コースになっている
市立三次中央病院から歩いて約10分
車で
中国自動車道 三次インターチェンジから約3分
中国横断自動車道 尾道松江線 三次東インターチェンジから一般道で約9km、約15分
広島空港から約70分
駐車場
乗用車100台、バス10台

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が広島三次ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

広島三次ワイナリーとは?

広島三次ワイナリー(Hiroshima Miyoshi Winery)は、広島県北部の三次市(みよしし)にあるワイナリーです。会社は1991年に設立され、1994年に営業を始めました。中国自動車道の三次インターチェンジから車で3分ほどのところにあり、ワインの売り場のほかに、バーベキューのレストランやカフェ、土産物の売り場がひとつの敷地に集まっています。

いま、このワイナリーが看板にしているのは、三次で育ったぶどうだけでつくる「TOMOÉ(トモエ)」のシリーズです。このシリーズを育てた醸造家の太田直幸さんは、公式サイトのインタビューで、自分が来たころのことをこう振り返っています。

世間一般的に「三次のワイン」=「お土産屋さんのワイン」というイメージが根強く残っていて、このことが私のワイン魂に火を付けました。


霧の出る盆地の畑

会社は三次盆地を「広島県一のブドウ産地」と書いています。畑は、三次市内の東酒屋(ひがしさけや)、上井田(かみいだ)、畠敷(はたじき)の三つの地区にあり、標高350メートルほどの山あいを切り開いたところにあります。県内でも大きな盆地なので、昼と夜の気温の差が大きく、ぶどうはゆっくり熟して糖度が上がるとワイナリーは説明しています。

自社の畑では、シラー、メルロー、ピノ・ノワールといったヨーロッパの品種を、垣根に仕立てて育てています。契約している農家の畑では、昔ながらの棚に枝をはわせ、シャルドネや日本で生まれた黒ぶどうの小公子(しょうこうし)などを育てています。

一方で、栽培のスタッフは公式サイトで、三次はヨーロッパの品種の栽培に向いていないともいわれると書き、年々増える雨、春先の霜、そして美しいと評判の霧がぶどうの負担になると挙げています。とくに花が咲いて実がつきはじめる6月の梅雨は、病気が広がらないか毎日気にかけているそうです。そのため畑の地下にパイプを通して水を抜き、ぶどうの樹に雨がかからない覆いをかけています。2024年からは畑を広げ、ソーヴィニヨン・ブランとプティ・マンサンという白ワイン用の品種を植えはじめました。

三次の地名には、「水」と、村を意味する「すき」を合わせた「水村(みすき)」から来たという説があり、ワイナリーはそれにちなんで、スパークリングワインに「VILLAQUA(ヴィラクア)」という名前をつけています。


歩み

会社の案内によれば、2007年から自社の畑と専用の畑を確保し、ワイン専用の品種でつくるTOMOÉシリーズを始めました。醸造家のページは、シリーズが生まれたのを2008年としています。

太田さんは1969年に大阪で生まれ、1997年にニュージーランドへ渡ってぶどう畑で働きはじめました。現地のワイナリーで働きながらリンカーン大学でワインづくりを学び、2012年末に帰国して三次のワイナリーに入っています。

太田さんが最初に手をつけたのは、醸造ではなくぶどうの栽培でした。契約農家に、一本の枝からとる房の数を減らすことや、収穫を遅らせることを頼んだといいます。それまでと違うやり方に、はじめは農家から反発もあり、畑で熱い議論になったこともあったと書いています。

その成果として太田さんが挙げているのが、2015年のコンクールで「TOMOÉ マスカット・ベーリーA 木津田ヴィンヤード 2013」が受けた金賞です。ワイナリーにとって創業以来はじめての金賞でした。


代表的なワイン

TOMOÉ マスカット・ベーリーAは、日本で生まれた黒ぶどうの品種マスカット・ベーリーAの赤ワインです。色は透明感のあるルビーで、イチゴやチェリー、ラズベリーのような香りがあり、渋みはやさしく、さらさらと飲める軽い赤ワインだと説明されています。合わせる料理には、エビやアサリのアヒージョ、蒸し鶏、チーズが挙げられています。

TOMOÉ マスカット・ベーリーA 木津田ヴィンヤードは、同じ品種を木津田(きづた)という畑で育てたものです。ブラックベリーのような香りに樽の香りが重なり、果実の味が詰まったミディアムボディとされています。

TOMOÉ シャルドネ新月は、太田さんが「造り手として自信を持ってお届けする」と書く白ワインです。よく熟したシャルドネを房のまま搾り、樽で発酵させ、澱(おり)と一緒にじっくり寝かせています。色はやや緑がかった金色で、バニラの香ばしい香りに、グレープフルーツやリンゴ、アンズの香りがあり、重厚な辛口です。シリーズの赤ワインの多くはオークの樽で熟成させています。

ブレンドにも積極的で、たとえばTOMOÉ 小公子・マスカットベーリーAは、野性的な味わいの小公子だけでは癖が強すぎるため、マスカット・ベーリーAのやわらかな果実味を加えて仕上げていると醸造家のページは説明しています。

調査時点(2026年11月3日)の公式オンラインショップの税込価格は、TOMOÉ マスカット・ベーリーA(750ミリリットル)が2,090円、木津田ヴィンヤードが2,530円、メルローが3,300円、小公子・マスカットベーリーAが3,630円、シャルドネ新月が6,600円でした。

基本情報

創業
1994年(営業を始めた年。会社の設立は1991年)
人物
山縣隆(代表取締役)
太田直幸(取締役ワイナリー長。醸造)
代表的なワイン
TOMOÉ マスカット・ベーリーA / TOMOÉ マスカット・ベーリーA 木津田ヴィンヤード / TOMOÉ シャルドネ新月 / TOMOÉ メルロー
公式サイト
miyoshi-winery.co.jp

三次のワイナリー一覧へ