Vino Storia

ワインのお話

岡山 / 真庭

ひるぜんワイナリー

Hiruzen Winery

蒜山高原に自生していた山ぶどうの中から、ワインに向く木を何年もかけて選び出し、畑で育てています。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食
牧草地と柵の向こうにそびえる、紅葉しはじめた二つの山と、その右に続く三角の峰
写真: Reggaeman / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制(団体の見学のみ
内容
団体の見学(内容は公式サイトに書かれていない。問い合わせて決める)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
4月〜11月 10時〜17時(カフェの注文は16時30分まで)
12月〜3月 10時〜16時(カフェの注文は15時30分まで)
定休日
4月〜11月は無休
12月〜3月は毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
試飲
ショップ「コアニエ」の試飲ブースで、常時10種類以上(料金は公式サイトに書かれていない)
ショップ
あり(コアニエ。ワインのほか、蒜山のジャージー牛の乳製品や山ぶどうの加工品など)
飲食
併設のカフェ(グラスワイン、蒜山ジャージーチーズのピザ、チーズの盛り合わせなど。テラス席から蒜山三座が見える)

車のナビで電話番号を検索すると、2010年4月に移る前の旧工場へ案内されることがあると公式サイトに書かれています。隣の店「ウッドパオ」(0867-66-4655)を目印にしてください。
岡山県の観光サイトは4月〜11月の開店を9時としていて、公式サイト(10時)と食い違っています。
秋には山ぶどうの収穫体験があります(岡山県の観光サイトの2025年の特集では9月下旬から収穫が終わるまで)。
テラス席はペットを連れて入れます。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行ってください。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
岡山県真庭市蒜山上福田1205-32
電車で
コミュニティバス「まにわくん」の湯船口で降りて、歩いて5〜10分(岡山県の観光サイト「岡山観光WEB」)
車で
米子自動車道 蒜山インターチェンジから約4km、約5分
大阪・吹田方面から中国自動車道・米子自動車道経由で約2時間40分
岡山方面から岡山自動車道・中国自動車道・米子自動車道経由で約1時間15分
駐車場
40台、無料

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がひるぜんワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

ひるぜんワイナリーとは?

ひるぜんワイナリー(Hiruzen Winery)は、岡山県真庭市の蒜山高原(ひるぜんこうげん)にあるワイナリーです。運営は農業生産法人のひるぜんワイン有限会社で、ワインの中心に置いているのは、ヨーロッパのワイン用の品種ではなく、日本の山に昔から自生している山ぶどう(学名 Vitis coignetiae)です。

公式サイトは、山ぶどうのワインには「ほとんど前例がありません」と書いています。ワイナリーがしてきたのは、高原の野山に生えていた野生の木の中から、ワインに向く木を探し出して畑で育てることでした。ワイナリーのショップの名前「コアニエ」も、この学名からとられています。


高原の山ぶどう

蒜山高原は、岡山県と鳥取県の境にそびえる蒜山の南のふもと、標高500〜600メートルほどのところに広がる高原です。北側には上蒜山・中蒜山・下蒜山の三つの峰が並び、まとめて「蒜山三座(さんざ)」と呼ばれています。ワイナリーに併設されたカフェのテラス席からは、この三座を眺められます。岡山県の観光サイトは、この土地を、火山灰の土で水はけがよく、比較的冷涼で、古くから山ぶどうが自生してきたところと紹介しています。

山ぶどうの実は、デラウェアと同じくらいの小さな粒です。その中に大きな種が3つか4つ入っているので、ワイン用のぶどうに比べて搾れる果汁が少なく、たくさんの実が要ると公式サイトは説明しています。

観光庁が作った多言語の解説文によれば、手間はほかにもあります。ふつうのぶどうは一本の木の花でみずから実を結びますが、山ぶどうは雄の木と雌の木が分かれていて、実をつけるのは雌の木だけです。そのため畑には雄の木も植え、人の手でできるだけ多くの雌花に花粉をつけています。雪の多い蒜山では、高さ2メートルほどの水平な棚に枝をはわせ、木が雪の吹きだまりの中で凍らないようにしているといいます。同じ解説文は、畑を8ヘクタールとし、毎年18〜20トンの山ぶどうを穫っていると書いています。

ワイナリーは、蒜山で育った山ぶどうは日照時間などの違いから、本場とされる東北地方のものより甘みが強く、皮の色が濃いとしています。


歩み

観光庁の解説文によれば、山ぶどうをワインのために育てる方法を探す取り組みは1979年に始まりました。最初の仕事は、蒜山のまわりに自生していた1,000本ほどの木から、糖度が高く、酸味のいちばん少ない木を選ぶことでした。その選抜におよそ10年かかり、植えた木が実をつけるまでには、さらに5年が要ったといいます。

選抜にかけた年月は、資料によって書き方が違います。日本語の公式サイトは「30年かけて選抜しながら栽培してきました」と書き、英語のページは「10年以上」としています。選ぶだけの年月と、選びながら育ててきた年月の違いとも受け取れますが、どちらが何を数えたものかは確かめられませんでした。

ワインの醸造が始まったのは1987年です。公式サイトのアクセスの案内によれば、2010年4月にいまの場所へ移っています。

公式サイトは、工場長の「まだ挑戦者です」という言葉を載せ、受賞歴にとらわれずに造り方を変えていくと書いています。


代表的なワイン

山葡萄の赤ワインは、蒜山の山ぶどうだけでつくるもので、公式サイトはフルボディとしています。赤ワインはフランス中南部アリエ産のオークの樽で熟成させていて、樽の力が「繊細な山ぶどうワインのコクと旨味を引き出してくれます」と書いています。観光庁の解説文は、山ぶどうのワインを、色が深く、渋みが驚くほど少なく、長く熟成させられる強い酸を持つと説明しています。岡山県の観光サイトの特集では、ワイナリーが、蒜山のジャージー牛の乳でつくったチーズを合わせる食べ方を勧めています。

同じ山葡萄のロゼワインは、やや甘口です。

三座は、ワイナリーの看板の「ひるぜんワイン」を新しく作り直したシリーズで、山ぶどうに、選んだほかの品種のぶどうを工場長が合わせています。三座のロゼワインは、蒜山の山ぶどうに甲州を合わせたもので、色はサーモンピンク、ほんのり甘さの残るすっきりした中口です。この三座ロゼは、ジャパン・ワイン・チャレンジ2025で、日本のロゼワインの最優秀賞などを受けました。三座の赤ワインは、熟したイチゴやプラムの香りに、杉や樽の香りが重なり、渋みの軽いミディアムボディです。

ほかに、岡山のピオーネでつくる甘口のデザートワイン「岡山ピオーネ」や、樽で48か月熟成させた山葡萄の赤ワインもあります。

岡山県の観光サイトの特集(価格は2025年11月26日現在)によれば、三座ロゼ(720ミリリットル)が3,520円、三座の赤ワイン(同)が3,630円、岡山ピオーネ(360ミリリットル)が2,530円でした。ワイナリーのワインは全国の店頭ではなかなか手に入らないと公式サイトは書いていて、遠くに住む人には公式のオンラインショップがあります。

基本情報

創業
1987年(ワインの醸造を始めた年。観光庁の多言語解説文と岡山県の観光サイトによる)
代表的なワイン
山葡萄 赤 / 山葡萄 ロゼ / 三座 ロゼ / 三座 赤
公式サイト
hiruzenwine.com

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