Vino Storia

ワインのお話

長野 / 飯綱

サンクゼール・ワイナリー

St.Cousair Winery

手づくりジャムで始まった夫婦の会社が、りんごの村の丘でワインを造りはじめたのは1988年でした。

  • 見学 予約不要
  • 見学無料
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン

見学・予約

見学
予約不要(無料のワイナリーツアー
内容
無料ツアー: 本店のまわりのぶどう畑と醸造所の内部を案内し、ワイナリーの歴史や造りを説明する
テイスティング付きワイナリーツアー: 畑と醸造所の見学のあと、ワインかシードル3種を試飲
ほかにガーデンランチ付き、レストランランチ付きのツアー
日時
無料ツアー 毎日11時、13時30分、15時
テイスティング付きツアー 11時30分、15時
所要時間
無料ツアー 約15分/テイスティング付きツアー 約1時間
定員
無料ツアー 各回10名まで/テイスティング付きツアー 1組2〜20名
料金
無料ツアーは無料/テイスティング付きツアー 1人2,200円(税込)/ガーデンランチ付き 4,400円から/レストランランチ付き 6,000円から
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
サンクゼール・ワイナリー本店 9時〜17時
ワイナリーレストラン・サンクゼール ランチ 11時〜15時(ラストオーダー14時30分)
定休日
本店 12月31日・1月1日、1月6日〜3月10日は毎週水曜日
レストランは月ごとに休業日と貸切日がある(2026年11月は18日・25日が定休日)
試飲
本店のショップでワイン・シードル・ジュースの試飲
ショップ
あり(サンクゼール・ワイナリー本店。ワイン、シードル、ジャム、パスタソースなど)
飲食
ワイナリーレストラン・サンクゼール(窓の下にぶどう畑。ランチ、特別期間のみディナー)
本店のデリカテッセン(ブランチ 10時〜11時、ランチ 11時〜15時、ティータイム 11時〜16時)

無料ツアーは、店の状況によって中止していることがあります。
企業・自治体の見学は、電話かメールフォームで事前に問い合わせるよう案内されています。
公式サイトの電車の案内は「JR長野駅より信越線下り」のままですが、長野駅〜牟礼駅はしなの鉄道北しなの線です。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、駅からタクシーを使ってください。 情報は2026年11月3日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県上水内郡飯綱町芋川1260
電車で
長野駅から牟礼駅まで約20分、牟礼駅からタクシーで約5分
車で
上信越自動車道 信州中野インターチェンジから約12分
長野市街から国道18号線を北へ約40分

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がサンクゼール・ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 無料ツアー 毎日11時、13時30分、15時 テイスティング付きツアー 11時30分、15時

定員: 無料ツアー 各回10名まで/テイスティング付きツアー 1組2〜20名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

サンクゼール・ワイナリーとは?

サンクゼール・ワイナリー(St.Cousair Winery)は、長野県の北のはずれ、飯綱町(いいづなまち)の丘の上にあるワイナリーです。丘の上にはジャムの工場、レストラン、チャペル、ショップが並び、会社はこの一帯を「サンクゼールの丘」と呼んでいます。いまは全国に「久世福商店」などの店を持つ食品の会社ですが、ワインはこの丘で1988年から造り続けています。

ワインを造りはじめたきっかけについて、公式サイトはこう書いています。ジャムの製造と販売が軌道に乗りはじめたころ、創業者の夫婦がフランスのノルマンディー、ボルドー、ブルゴーニュを旅しました。そこで目にしたものを、会社は次のように振り返っています。

とんでもない田舎で世界的なワインやシードル、カルヴァドスなどが造られ、人びとは自分たちがそこに暮らすことに大きな誇りを持っている

公式サイトは、この丘に建てたジャムの工場とレストランを、その感動から描いた「夢の第一歩」と呼んでいます。


りんごの村の丘で

飯綱町は長野県北部の小さな町です。公式サイトは、なだらかな丘陵が続き、信州と越後の境に連なる山並みを望む土地だと紹介しています。会社がここへ移ってきたころは三水村(さみずむら)という村で、2005年に隣の牟礼村と合わさって飯綱町になりました。サンクゼールはぶどうだけでなく、飯綱町で穫れたりんごでシードルやりんごのブランデーも造っています。

自社のぶどう園は三つの地区に分かれていて、公式サイトによれば合わせて10ヘクタールほど、そのうちぶどうが植わっているのは3.5ヘクタールです。いちばん広い大入(おおいり)ヴィンヤードは7ヘクタールほどの丘陵地で、志賀高原の山々を見渡せます。標高はワイナリーの紹介では約650メートル、2025年の発表資料とレストランのメニューでは約600メートルで、昼と夜の温度差が大きい南東向きの斜面だとされています。

ほかに、レストランの前に広がる日当たりと水はけのよい急な斜面のチャペルヴィンヤードと、戸谷峰(とやみね)ヴィンヤードがあります。チャペルヴィンヤードは、レストランの窓から見える畑です。畑ではキジやヤマドリ、キツネの子どもが姿を見せ、花が咲くころにはぶどうの樹に小鳥が巣をつくるといいます。


歩み

始まりは、久世まゆみの手づくりジャムでした。1979年にジャムの製造と販売を始め、1982年に長野県中野市で会社を設けています。その後、フランスで受けた感動を当時の三水村の村長に話したところ、村を挙げて協力を受けることになりました。1987年に丘の上の土地を取得し、1988年4月に本社と工場を移しています。

同じ1988年にワインの試験製造免許を取り、その年の10月に初めて仕込みました。翌1989年にはレストランを開き、ぶどうを育てる農業法人も立ち上げています。

公式サイトのワインリストのページは、最初はドイツからスタイルや技術を学び、フレッシュでフルーティーなワインが中心だったと書いています。そのかたわら、自社畑ではシャルドネ(Chardonnay)を中心にヨーロッパの品種を垣根仕立てで育て、良いぶどうが穫れるようになると、オーク樽を使った醸造も始めました。のちにアメリカのナパ・ヴァレーやフランスのブルゴーニュでもワインを学んだといいます。


代表的なワイン

サンクゼールシャルドネは、大入ヴィンヤードの中で日照・水はけ・風通しのいちばんよい区画のシャルドネを主に使う白ワインです。会社の発表によれば、その区画の樹は樹齢30年を超えていて、ラベルには「樹齢の高いぶどうの木」を意味するフランス語「ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles Vignes)」と書かれています。色は輝くような黄金色で、柑橘や白い花の香りに、落ち着いたトーストのような香りが漂い、口当たりはなめらかで澄んだ酸があるとされています。2025年に売り出した商品は、2022年と2021年のシャルドネを合わせたもので、2,063本の限定でした。フランスのブルゴーニュで開かれるシャルドネだけのコンクール「シャルドネ・デュ・モンド2025」で金賞を受け、会社は日本のワインで唯一の上位10本に入ったと発表しています。

チャペルヴィンヤードプラスは、自社畑のぶどうだけでつくる赤ワインです。大入ヴィンヤードとチャペルヴィンヤードのカベルネ・フラン(Cabernet Franc)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、メルロ(Merlot)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)を醸し、樽で12か月熟成させています。レストランのメニューは、上品な果実味と豊かな香り、軽やかな酸のある赤ワインだと説明しています。

ナイアガラブランは、アメリカ系のぶどう「ナイアガラ(Niagara)」でつくる甘口の白ワインです。マスカットのような香りがあるとされ、2025年の商品は日本ワインコンクール2026で金賞と部門の最高賞を受けました。

価格は、2025年5月の発表でサンクゼールシャルドネが750ミリリットルで7,700円(税込)でした。ほかの銘柄の価格は、調査時点(2026年11月3日)に公式の通販で確かめられていません。

基本情報

創業
1988年(ワインの試験製造免許を取り、初めて仕込んだ年。会社の創業は1979年)
人物
久世良三・久世まゆみ(創業者)
久世良太(株式会社サンクゼール代表取締役社長。2018年就任)
代表的なワイン
サンクゼールシャルドネ / チャペルヴィンヤードプラス / ナイアガラブラン
公式サイト
stcousair.co.jp

飯綱のワイナリー一覧へ