Vino Storia

ワインのお話

宮崎 / 小林

小林生駒高原葡萄酒工房

Kobayashi Ikoma Kogen Winery

霧島連山を望む生駒高原で、生食用のぶどうを育ててきた農家が、ワインのためのぶどうに取り組んでいます。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • レストラン
橙色の花が一面に咲く高原の花畑と、その向こうにそびえる緑の山
写真: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・有料の体験ツアー(5コース、2名から
内容
①ワイナリー視察と試飲3種 ②ワイナリー視察と試飲、ランチ ③ぶどう園の見学と醸造教室、テイスティング ④ぶどう園の見学と醸造教室、ランチとテイスティング ⑤テイスティング5種
日時
①13時30分 ②11時30分 ③13時 ④11時 ⑤14時(季節によっては受けられない場合がある)
所要時間
①約60分 ②約90分 ③約120分 ④約160分 ⑤約50分
定員
1回10名まで(11名以上は申込書の欄に書いて相談)。各コースとも2名以上で開催
料金
①1,500円 ②3,300円 ③2,500円 ④4,300円 ⑤3,000円(1名。公式サイトのチラシ。2022年9月掲載)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
見学・食事・買い物 10時〜16時(12月〜2月は15時まで)
ランチ 11時〜14時(ラストオーダー13時30分)
定休日
月曜・火曜(祝日は営業し、その翌2日間が休み)
試飲
ツアーの中で(運転する人は試飲できない)
ショップ
あり(併設のショップ。オンラインショップもある)
飲食
ワイナリーカフェのランチ
レストラン「Chalet生駒高原」(春と秋の期間限定。2026年の春は4月18日〜5月16日)

ツアーの料金と時間は、2022年9月に掲載されたチラシのものです。申し込むときに確かめてください。
ランチ付きのコースは、レストランとカフェの営業期間によって内容が変わる可能性があります。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、コミュニティバスを使ってください。
秋の行楽期に道が混むときは、公式サイトのアクセスのページにある迂回路を案内しています。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
宮崎県小林市南西方8565-7
電車で
JR吉都線 小林駅が最寄り。ワイナリーの前に小林市コミュニティバス「おうらい」の停留所がある(運賃200円)
車で
宮崎自動車道 小林インターチェンジを降りて右折、約5分
えびのインターチェンジの入口の信号から約20km、約30分

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia が小林生駒高原葡萄酒工房に空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: ①13時30分 ②11時30分 ③13時 ④11時 ⑤14時(季節によっては受けられない場合がある)

定員: 1回10名まで(11名以上は申込書の欄に書いて相談)。各コースとも2名以上で開催

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

小林生駒高原葡萄酒工房とは?

小林生駒高原葡萄酒工房(こばやしいこまこうげんぶどうしゅこうぼう)は、宮崎県小林市の生駒高原(いこまこうげん)にあるワイナリーです。地元では「小林ワイン」の名で知られています。運営するのは宮崎市に本社を置く株式会社NPKで、警備や介護の事業とならんで、小林市内に五つのぶどう園を持ち、ぶどうの栽培からワインの醸造までを手がけています。

いちばんよく知られているワインの名は「ん・ダモシタン」です。小林市のある西諸県(にしもろかた)地方の方言で、驚いたときの「あらまあ!」にあたる言葉だといいます。鹿児島弁をもとに宮崎弁が少しまじったこの地方の言葉は、「フランス語に聞こえる」と話題になったことがあり、会社は、びっくりするようなおいしさを目指してこの名をつけたと説明しています。


霧島を望む高原

生駒高原は、霧島連山のふもとに広がる標高500メートルほどの高原です。ワイナリーの公式サイトによれば、すぐ近くの「生駒高原 花の駅」では、春に25万本のポピー、秋に100万本のコスモスが咲き、霧島の山並みを背にした花畑に人が集まります。ワイナリーのとなりには、コンサートホールやテニスコートのある公共の施設「コスモホール」もあり、春と秋にはここでまつりが開かれます。秋のまつりでは、その年のワインの初しぼりも祝われます。

会社は、小林を宮崎県でいちばんのぶどうの産地だと書いています。ぶどうはすべて自分たちの畑で育てたもので、小林市産のぶどうだけでワインを造っています。

一方で、小林は雨が多く、気温も上がりやすい土地だと会社は書いています。そのため、ヨーロッパのワイン用の品種でも、日本の生食用ぶどうと同じ棚に枝をはわせ、雨や温度、湿気を抑えるためにビニールで覆って育てています。土は火山灰からなり、畑のあちこちで土を分析して肥料の量を決めているといいます。いま育てているのは、マスカット・ベーリーAやピオーネなど日本の品種が4種と、ピノ・ノワールやメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどのワイン専用の品種が18種です。


歩み

支配人でぶどうの栽培を担う八重尾克哉さんは、生駒高原にぶどう園を開く前、小林市の東方(ひがしかた)でぶどうを育てていました。そのころのぶどうはほとんどが生で食べる品種で、その中のピオーネとマスカット・ベーリーAをワイン用に回していたといいます。

生駒高原でワイン専用の品種を植えてからも苦労は続きました。公式サイトで八重尾さんは、ヨーロッパ系のぶどうは「いくら手をかけても思ったようなものが収穫できない時期が続きました」と振り返っています。試行錯誤の末に、小林でもよいぶどうが穫れるようになり、まず手をつけたのは土づくりでした。

醸造を担当する児玉真吾さんは、すべてのぶどうを自社で育てていることを、醸造家にとって「非常にありがたい環境」と書いています。栽培の担当と連携し、自ら畑へ出向くことで、ぶどうの質がいちばん高まった時に収穫できるからです。

2020年11月には、その年の新酒「ん・ダモシタン」の赤ワインとロゼワインを出すイベントを開きました。2022年9月には、ワイナリーのとなりにレストラン「Chalet生駒高原」が開いています。日本料理店なだ万で支配人を務めたシニアソムリエの横尾正樹さんが、公式サイトで「日本の風土で造ったワインと日本料理-和の『だし』の組合せがすごくいい」と語り、とくにマスカット・ベーリーAを挙げています。


代表的なワイン

ワインは、日本の品種でつくる「ん・ダモシタン」と、ワイン専用の品種でつくる「生駒高原」の二つのシリーズに分かれています。

ん・ダモシタン マスカットベリーA(辛口の赤ワイン)は、自社の畑のマスカット・ベーリーAで造る赤ワインです。果実の感じがあふれるやわらかな風味で、ワインになじみのない人にも飲みやすい辛口だと会社は説明し、ピザや和食、スペアリブ、燻製に合わせることをすすめています。樽で熟成させたものもあり、こちらは赤紫の色に、ぶどうの華やかな香りと樽の香りが重なるとされます。

ん・ダモシタン ピオーネ(辛口の白ワイン)は、生で食べる大粒の黒ぶどうピオーネを、白ワインの造り方で仕込んだワインです。皮の色がかすかに移った「ホワイトルビー色」の辛口で、ピオーネの白ワインはめずらしいと会社は書いています。和食や鍋料理に合わせるようすすめています。ピオーネで造る甘口の赤ワインもあります。

生駒高原 シャルドネ(辛口)は、ワイン専用の品種で造る「生駒高原」シリーズの白ワインです。リンゴや蜂蜜、白い花の華やかな香りに、やわらかな口当たりとさわやかな果実味があるとされます。同じシリーズには、ソーヴィニヨン・ブランや甲斐ブラン、まだ若い木のピノ・ノワールなどもあります。

調査時点(2026年10月27日)の公式オンラインショップの税込価格は、ん・ダモシタンのマスカットベリーAの赤ワイン(2022年、720ミリリットル)が2,500円、その樽熟成(2022年、750ミリリットル)が3,800円、ピオーネの白ワイン(2024年、720ミリリットル)が2,200円、生駒高原 シャルドネ(2022年、750ミリリットル)が3,800円でした。

基本情報

人物
八重尾克哉(支配人。ぶどうの栽培)
児玉真吾(醸造)
代表的なワイン
ん・ダモシタン マスカットベリーA / ん・ダモシタン ピオーネ / 生駒高原 シャルドネ
公式サイト
np-k.co.jp

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