Vino Storia

ワインのお話

秋田 / 北秋田

あきた野ワイナリー

Akitano Winery

森吉山のふもと、使われなくなったりんご園を拓いた台地で、ふたりでぶどうを育て、ワインを造っています。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
青空の下、山頂付近に雪の残るなだらかな山が横に広がる。手前には新緑の杉林と、田植え前の田畑、倉庫が見える
写真: Wc018 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

見学・予約

見学
予約制・畑と醸造所を案内する有料のツアー(金・土・日の10時と14時
内容
夫婦で営むワイナリーの畑と醸造所を案内し、グラス一杯のワインを出す。敷地には直径30メートルの円形のガーデンもある
日時
金曜・土曜・日曜
10時、14時(4月〜11月)。これ以外の時間はガイド料1組1,500円で相談できる
所要時間
約1時間(ワイナリーのリーフレット)
料金
有料(ツアーの金額は公式サイトに書かれていない)。10時・14時以外の時間はガイド料1組1,500円
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

定休日
冬期休業(12月〜3月)
試飲
あり(有料)
ショップ
公式の通販のみ(ワイナリーでの売店の記載は無い)

予約のない来訪は受けていません。
敷地は舗装されていない広い農場で、足もとが不安定です。子どもは保護者が付き添ってください。まれに熊などの野生動物が出る、とワイナリーは注意しています。参加する人数と年齢を申し込みのときに伝えます。
見学の曜日と時間は、公式サイト(金・土・日、10時と14時)とリーフレット(土日祝のみ、10時〜16時、不定休)で食い違っています。公式サイトの表示を表に書きました。
ワイナリーのおすすめの時期は、6月・7月がガーデン、9月・10月がぶどう畑です。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行ってください。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
秋田県北秋田市米内沢字根小屋滝ノ沢55
電車で
秋田内陸縦貫鉄道 米内沢駅から3.3キロ、タクシーで約5分
JR奥羽本線 鷹ノ巣駅から15キロ、タクシーで約25分(ワイナリーのリーフレット)
車で
日本海沿岸東北自動車道 鷹巣インターチェンジから9.5キロ、約13分。国道285号の米内沢狩屋の信号(フライト前)を秋田北空港クラシックゴルフ倶楽部の方へ入り、ゴルフ場を過ぎて2キロほど先の「あきた野」の看板を右へ、400メートルほどの左手が入口(ワイナリーのリーフレット)

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia があきた野ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: 金曜・土曜・日曜 10時、14時(4月〜11月)。これ以外の時間はガイド料1組1,500円で相談できる

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

あきた野ワイナリーとは?

あきた野ワイナリー(Akitano Winery)は、秋田県の内陸の北部、北秋田市の米内沢(よないざわ)にあるワイナリーです。森吉山(もりよしざん)のふもとを流れる阿仁川(あにがわ)のそばで、雑木林を抜けた先の台地にぶどう畑が広がっています。運営するのは森吉山ファーム株式会社です。秋田市の秋田キャッスルホテルは、北秋田市に初めて誕生したワイナリーと紹介しています。

栽培と醸造を担う北林丈正(きたばやし たけまさ)さんと、ガーデンと広報を受け持つ北林千代さんの、ふたりで営む小さなワイナリーです。ワイナリーは、自らの挑戦を「秋田では育たない」という常識に挑むこと、と書いています。秋田県にはまだワイナリーが少なく、ワイン専用のぶどうを育てている畑もごく限られている、という認識からです。


りんご園だった台地

畑になったのは、もとはりんご園で、そのあと耕作が放棄されていた土地です。北秋田市の記事によれば、会社は2017年からこの土地の再生に取りかかり、土を起こし、土を改良し、ぶどうの苗を植えてきました。ワイナリーのリーフレットは、この土地を冷涼で昼と夜の気温の差が大きい内陸性の気候と書き、そこで育ったぶどうはすっきりした酸と、品種ごとに違う香りを持つと説明しています。

選んだのは、秋田の気候では育てるのが難しいと言われてきた、ヨーロッパ系のワイン専用の品種です。公式サイトによれば、赤ワイン用にメルロー(Merlot)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)など7種類、白ワイン用にシャルドネ(Chardonnay)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)など6種類を育てています。2022年の北秋田市の記事は、白ワイン用の品種にリースリング(Riesling)も挙げています。

畑の背にそびえる森吉山は、ワインの説明の中にもたびたび出てきます。ワインリストはピノ・グリを、冬に樹氷ができる森吉山の冷たい空気と朝霧の中で育ったぶどう、と紹介し、メルローには「花の百名山」として知られる森吉山のふもとで育てた、と添えています。

敷地の中には、直径30メートルの円形のガーデンもあります。この冷涼な気候は宿根草にも向いているといい、春はスイセンやチューリップ、梅雨はアジサイ、夏はバラやユリ、秋はアスターやコスモスが咲きます。


歩み

公式サイトの年表は、2018年に耕作放棄地を引き継いでぶどう畑として開墾を始めたところから始まります。2019年の春には、ピノ・グリ、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・フランなど、ヨーロッパ系の品種を約2,000本植えました。

北秋田市によれば、2021年に醸造所を建て、2022年7月に果実酒の製造免許を取りました。同じ年の8月30日には竣工式が開かれ、市長のメッセージが代読されています。北林丈正さんはその場で、四季の美しい自然の中にあるぶどう畑の景色を楽しみ、テロワールを感じて、ここで造ったワインを多くの人に味わってほしい、と話しました。テロワールは、畑を取り巻く土や気候、地形など、その土地らしさの全体を指す言葉です。

それからは、ぶどうの栽培から醸造、瓶詰めまでを自分たちの敷地で行っています。収穫したぶどうは、ひと房ずつ摘んで新鮮なうちにステンレスのタンクで発酵させる、と公式サイトにあります。2025年12月には、秋田市の秋田キャッスルホテルのバーが、このワイナリーのシャルドネを出し始めました。


代表的なワイン

ピノ・グリは、やわらかな酸とミネラル感のある白ワインです。洋梨や白い花の香りにたとえられ、山の料理にも海の料理にも合わせやすいと紹介されています。

シャルドネは、熟成からくる奥行きと、凛とした酸が特徴とされる白ワインです。香りは桃や蜂蜜、レモンにたとえられています。秋田キャッスルホテルのバーが出しているのも、このワインです。

ロッソ・ディ・あきた野(Rosso di Akitano)は、メルローとカベルネ・フランを合わせた、中くらいの重さの赤ワインです。アルコールの発酵のあとに、酸をまろやかにする「マロラクティック発酵」をさせています。香りはブラックチェリーやスミレ、森の土にたとえられ、合わせる料理に比内地鶏のローストやきのこのソテーが挙がっています。

ピノ・ノワールは、寒暖差のある森吉山のふもとで育った、凛とした酸と上品な香りの赤ワインと紹介されています。野いちごやスパイス、森の土の香りがあるとされます。

ほかに、秋田県産のりんごで造るシードルもあります。

調査時点(2026年10月27日)の公式通販の税込価格は、ピノ・グリ(750ミリリットル)が2,200円、シャルドネ(同)が2,420円、ピノ・ノワール(同)が2,860円、ロッソ・ディ・あきた野(同)が3,080円、シードル(330ミリリットル)が550円でした。シャルドネとピノ・ノワールは、この日は在庫切れでした。

基本情報

創業
2022年(醸造所が完成し、果実酒の製造免許を取った年)
人物
北林丈正(森吉山ファーム株式会社 代表取締役。栽培・醸造責任者)
北林千代(ガーデン・広報)
代表的なワイン
ピノ・グリ / シャルドネ / ロッソ・ディ・あきた野 / ピノ・ノワール
公式サイト
akitano-wgf.com

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