Vino Storia

ワインのお話

長野 / 上田

シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー

Château Mercian Mariko Winery

使われなくなった桑畑を地元とともにぶどう畑に変え、その真ん中の丘に建てたワイナリーです。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ
  • カフェ・軽食

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリーツアー(4種類、4,000〜10,000円)
内容
椀子プレミアムツアー(畑・醸造施設・樽庫の見学と5種類の試飲)
椀子ワインメーカーズツアー(ワインメーカーの話を聞きながら見学、6種類の試飲)
椀子ウォーキング&ランチツアー(収穫期だけ。畑を1時間ほど歩き、ランチBOXと6種類の試飲)
SDGsツアー(畑を1時間ほど歩き、生きものの多様性や堆肥場を見学、6種類の試飲)
日時
プレミアムツアーとワインメーカーズツアーは公式サイトの予約カレンダー、ウォーキング&ランチツアーとSDGsツアーは公式サイトの開催予定表で案内
所要時間
プレミアムツアー 約100分/ワインメーカーズツアー 約120分/ウォーキング&ランチツアー 約150分/SDGsツアー 約120分
定員
各ツアー10〜20名
料金
プレミアムツアー 4,000円/ワインメーカーズツアー 6,000円/ウォーキング&ランチツアー 10,000円/SDGsツアー 10,000円(いずれも税込。運転する人も同じ料金で、ワインの代わりにノンアルコールのスパークリングと水)
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ワイナリー・ショップ 10時〜16時30分
テイスティングカウンターのラストオーダー 16時
試飲
2階のテイスティングカウンターで、グラスごとに有料(椀子の限定ワインを含む。セットもある)
ショップ
あり(2階。シャトー・メルシャンのワインを常に30種類ほど。ワイナリー限定のワインとグッズ)
飲食
テイスティングカウンターのおつまみ
ランチBOX(11時30分から。3営業日前までに電話で予約)

運転する人は試飲できません。運転しない人と一緒に行くか、駅からタクシーを使ってください。
ツアーは20歳以上が対象で、幼児・子どもの同伴は遠慮するよう案内されています。ペットは入れません(補助犬を除く)。
畑のぶどうの木や実に触れないでください。
休館日は曜日で決まっておらず、公式サイトの営業カレンダーで案内されています。
ツアーのページの予約方法は「2025年2月以降実施分」の書き方のままです。電話で確かめると確実です。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
長野県上田市長瀬146-2
電車で
JR上田駅(北陸新幹線)からタクシーで約35分
しなの鉄道 大屋駅からバスかタクシー(大屋駅にはタクシーが待っていないことがあるため、予約を勧めている)
車で
上信越自動車道 東部湯の丸インターチェンジから約8km、約10分
駐車場
あり

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がシャトー・メルシャン 椀子ワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: プレミアムツアーとワインメーカーズツアーは公式サイトの予約カレンダー、ウォーキング&ランチツアーとSDGsツアーは公式サイトの開催予定表で案内

定員: 各ツアー10〜20名

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

シャトー・メルシャン 椀子ワイナリーとは?

シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー(Château Mercian Mariko Winery)は、長野県上田市の丸子(まるこ)地区、陣場台地(じんばだいち)と呼ばれる丘の上にあるワイナリーです。メルシャンは、日本で育てたぶどうのワインを「シャトー・メルシャン」の名前で出していて、そのためのワイナリーを山梨の勝沼、長野の塩尻市桔梗ヶ原、そしてこの椀子の三か所に置いています。

椀子では、畑がワイナリーより16年早く生まれました。もとは桑畑で、使われなくなって荒れていた土地を、地元の協力を得てぶどう畑に変え、2003年に「椀子ヴィンヤード」として開いています。ワイナリーが畑の中の丘に建ったのは2019年9月です。メルシャンは2017年にワイナリーの新設を発表したとき、ここを「畑から醸造まで全てを体感できる」場所にすると書き、見学と直売の機能を持たせるとしていました。


桑畑から垣根の畑へ

椀子という名前は、6世紀の後半にこの土地が欽明天皇の皇子「椀子皇子(まりこのみこ)」の領地だったことに由来する、と会社は説明しています。丸子の古い呼び名が椀子だった、という言い伝えもあるそうです。

畑は標高650メートルほどの丘陵地に広がり、面積は20ヘクタールを超えます。会社は広さを東京ドームおよそ6個分とたとえています。土は粘り気の強い粘土質で、礫(れき、小石のこと)を含みます。木はすべて垣根に仕立てられ、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)、シャルドネ(Chardonnay)、メルロー(Merlot)、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)、プティ・ヴェルド(Petit Verdot)、シラー(Syrah)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)の8品種が植えられています。2017年の発表では、メルシャンが自社で管理する畑の中で最大のものとされ、毎年の収穫を地元の人たちが手伝ってきたと書かれています。

ワイナリーの建物は、畑に囲まれた丘の上にあります。1階では大きなガラス越しに醸造の設備と樽の並ぶ部屋が見え、会社は秋の仕込みの時期をとくに勧めています。2階にはテイスティングカウンターとショップ、テラスがあり、テラスからは足もとに畑が広がり、遠くに浅間山が見えます。畑の先の丘には一本木公園があり、春は桜が咲き、ワイナリーを見下ろせます。


歩み

椀子ヴィンヤードは2003年、メルシャンの自社管理畑として始まりました。ここで穫れたぶどうのワインは「マリコ・ヴィンヤード」のシリーズとして出され、2017年の発表では国内外で高い評価を受けていると紹介されています。

ワイナリーの計画が表に出たのは2017年10月です。メルシャンは、桔梗ヶ原と椀子の二か所に同時にワイナリーを新設すると発表しました。椀子は2019年秋に動き出す予定とされ、そのとおり2019年9月に完成しました。

2023年には、「ワールド・ベスト・ヴィンヤード(World’s Best Vineyards)」で世界の38位、アジアの1位に選ばれました。会社によれば、日本のワイナリーとして4年続けて選ばれているのは椀子だけです。いまはツアーのほかに、収穫の時期の体験や、ワインメーカーによる仕込みのセミナーなども、公式通販で申し込みを受け付けています。


代表的なワイン

椀子 オムニスは、椀子ヴィンヤードの黒ぶどうでつくる赤ワインで、シャトー・メルシャンのいちばん上のシリーズに置かれています。オムニス(omnis)はラテン語で「全て」の意味で、この畑の赤ワインの力を引き出しきったワインとして名付けられました。2018年ヴィンテージは、カベルネ・フランを4割ほどに、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドを合わせ、オーク樽で1年半あまり寝かせています。色は黒みがかった濃いガーネットで、カシスやプルーンなどの黒い果実に、腐葉土や針葉樹の森を思わせる香り、クローブ、樽からのバニラやチョコレートが重なります。口に含むと酸と厚みのあるタンニンがあり、熟成するとビロードのような口当たりになるとされています。会社は鹿肉のローストやローストビーフを勧めています。

椀子は、オムニスと同じ4品種を組み合わせた赤ワインです。2020年ヴィンテージはカベルネ・フランとメルローが中心で、樽で1年半ちかく寝かせ、スミレやバラのような花の香りが加わります。ワイナリーと公式通販だけで売られていて、造られたのは3,000本足らずです。

椀子 ロゼは、メルローとカベルネ・フランを中心に、シラーとカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせた辛口のロゼワインです。2024年ヴィンテージは、ほんのりオレンジがかったピンク色で、花やインクのような香りのあとに赤い果実が感じられ、黒ぶどうからくるタンニンが味を支えています。会社は白身魚と春菊のオイルパスタや、鴨のローストと合わせることを勧めています。

調査時点(2026年10月27日)の公式通販の税込価格は、椀子 オムニス(2018年、750ミリリットル)が20,000円、椀子(2020年、同)が10,000円、椀子 ロゼ(2024年、同)が3,500円でした。

基本情報

創業
2019年(椀子ワイナリーが開いた年。畑の椀子ヴィンヤードは2003年に開園)
代表的なワイン
椀子 オムニス / 椀子 / 椀子 ロゼ
公式サイト
chateaumercian.com

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