Vino Storia

ワインのお話

福島 / いわき

いわきワイナリー

IWAKI WINERY

障がいのある人たちの仕事をつくろうと福祉の法人が始めたワイナリーです。最初の畑を震災で失い、いわき市の好間でぶどうを植え直しました。

  • 見学 予約制
  • 試飲あり
  • ショップ

見学・予約

見学
予約制・有料のワイナリーツアー(畑・醸造所・セラーを回る40分の…
内容
ガーデンテラス&ショップに集合し、醸造所、ぶどう畑、ワインセラーを見学したあと、ショップに戻って試飲する「ヴィンヤード&ワイナリーコース」
畑と醸造所を回らずに、試飲と買い物をする「テイスティング&ショッピングコース」
日時
ヴィンヤード&ワイナリーコースは平日のみ(公式の申込書)。13時から(JREメディア、2025年7月時点)
所要時間
ヴィンヤード&ワイナリーコース 40分/テイスティング&ショッピングコース 20分
料金
ヴィンヤード&ワイナリーコース 1,500円/テイスティング&ショッピングコース 500円
申し込み
このページのフォームから。Vino Storia がワイナリーに確かめて、2営業日以内にご連絡します(手数料なし)
見学を申し込む

営業案内

営業時間
ガーデンテラス&ショップ 11時〜16時
定休日
不定休(2026年9月・10月は休まず営業と公式サイトのお知らせ)
試飲
有料。日替わりで10種類前後を1杯300円
ショップ
あり(ガーデンテラス&ショップ。常時25種類ほどのワイン、チーズやおつまみ)

9月・10月は収穫と醸造で忙しく、ワイナリーツアーや見学を休むことがあると公式サイトのお知らせにあります。行く前に問い合わせてください。
試飲をするなら、運転しない人と一緒に行くか、タクシーを使ってください。
醸造所の住所(好間町上好間字田代)は、ガーデンテラス&ショップと別です。見学はガーデンテラス&ショップに集合します。 情報は2026年10月27日時点で公式サイトなどから確かめたものです。条件は変わるため、お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

アクセス

住所
福島県いわき市好間町中好間字半貫沢34-72(いわきワイナリー ガーデンテラス&ショップ)
電車で
JRいわき駅・内郷駅から車で約15分(JR東日本の「JREメディア」。2025年7月2日更新の記事)
車で
常磐自動車道 いわき中央インターチェンジから約7分(同)
駐車場
大型駐車場あり

見学の申し込み

このフォームは予約の申し込みです。お申し込みを受けて、Vino Storia がいわきワイナリーに空き状況を確かめ、2営業日以内にメールでご連絡します。そのご連絡をもって予約の確定となります。

お申し込みの手数料はかかりません。見学の料金がある場合は、ワイナリーの定める額を当日お支払いください。ご希望日は、今日から3日後以降の日をお選びください。

見学の日時: ヴィンヤード&ワイナリーコースは平日のみ(公式の申込書)。13時から(JREメディア、2025年7月時点)

ワイナリーからの当日の連絡用

ワイナリーの話

いわきワイナリーとは?

いわきワイナリー(IWAKI WINERY)は、福島県いわき市の好間(よしま)町にあるワイナリーです。運営しているのは、障がいのある人たちの働く場をつくっている特定非営利活動法人みどりの杜福祉会で、ワイナリーは同会の就労支援センター「未来ファーム」が担っています。ワイナリーは自らを、次のように紹介しています。

ハンディキャップを背負った人たちのために立ち上げられた、いわき初のワイナリー

農作業を通じて、障がいのある人たちに安心して自立した生活を送ってほしい、という思いからワイン造りを始めたといいます。ぶどうの栽培から摘み取り、醸造、瓶詰め、ラベル貼りまでを自分たちで行っていて、年に2万本ほど、25種類ほどのワインを造っています。


梨畑に囲まれた丘

醸造所は、好間の梨畑に囲まれた小高い丘の上にあります。農園は3か所です。醸造所に隣り合う好間田代農園と、その近くの好間半貫沢(はんがんざわ)農園は、どちらも土にいくらか粘土を含みます。半貫沢の畑からは、水石山(みずいしやま)や二ツ箭山(ふたつやさん)などの山々と、遠く太平洋までを見渡せるとワイナリーは書いています。3か所目の大久(おおひさ)農園は、震災のあと広野町から移ってきた畑で、こちらは水はけのよい砂地です。

見学の拠点になる「ガーデンテラス&ショップ」は、景色のよい半貫沢農園にあります。ぶどう畑と、阿武隈(あぶくま)の山並みを眺めながら、ワインを試飲したり買ったりできる店で、ワインのほかにチーズやおつまみも並びます。

梨の産地らしく、ワインの一覧には梨のワインの棚があります。和梨の「豊水」や「新高」を使った泡の梨ワインで、ワイナリーは「いわき梨の自然の甘みとみずみずしさが楽しめる大人のワイン」と紹介しています。


歩み

ワイナリーの物語のページによれば、みどりの杜福祉会が設立されたのは2009年8月です。設立の数年前から、理事長は広野町の農園でぶどうを育てていました。2010年4月には就労支援の事業所が開き、その開所式で、メンバーとスタッフが好間の農園にマスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)やメルロー(Merlot)の苗木を植えています。

翌2011年3月11日に東日本大震災が起きます。原発事故の影響で多くのメンバーが県外へ避難し、断水で作物のほとんどが枯れました。数年かけて実がつき始めていた広野の農園は、立ち入りが禁止されました。半年ほどしてようやく入れたときには、雑草がぶどうの木を覆いつくしていて、広野でのぶどう栽培はあきらめることにしたといいます。事業所を続けるために、屋内でできる宅配弁当の仕事も始めました。

2012年9月、好間の農園でぶどう栽培を本格的に再開し、新たに大久の農園も始めました。2013年の秋に好間でたくさんのぶどうが穫れると、山梨県勝沼の東夢(とむ)ワイナリーの協力を受け、スタッフが何度も勝沼に通ってワインを造りました。2014年2月に完成した最初のワイン「いわき夢ワイン2013」は、マスカット・ベーリーAだけで造ったものでした。

2015年3月に「いわきワイナリー」の名で果実酒の製造免許を取り、同じ年の7月に醸造所が開きます。トップページには、思いが形になったのは「葡萄の苗木を植えてから5年後」だったと書かれています。2018年3月には半貫沢を開墾して0.6ヘクタールほどの農園を開き、7月にガーデンテラス&ショップを開きました。


代表的なワイン

ワイナリーは、ぶどう本来のおいしさが感じられるよう、酸化防止剤をできるだけ使わずに造っているとしています。

フジノユメは、山ぶどうとメルローをかけ合わせた品種「富士の夢」で造る赤ワインです。色が濃く深く、渋みは穏やかで、凝縮感があるとされています。ワイナリーはジビエや、ステーキ、牛肉のワイン煮込みのような、やや濃いめの料理に合わせるよう勧めています。2025年のものは、2026年3月のフェミナリーズ世界ワインコンクールで金賞を受け、7月の日本ワインコンクール2026では、日本で改良された品種などで造る赤ワインの部門で銅賞を受けました。

甲州(こうしゅう)は、日本で古くから育てられてきた白ぶどうで造る辛口の白ワインです。生き生きとした酸味と柑橘のさわやかな香りがあり、後味にほんのり苦みが残るとされ、魚介との相性がよいと紹介されています。

スパークリング梨ワイン 豊水は、和梨の豊水で造る微発泡の梨ワインです。甘さがなく、乾杯にも食事中にも向くとされています。

自社の農園のメルローだけを樽で熟成させたメルロー 樽熟成もあります。

調査時点(2026年10月27日)の公式オンラインショップの税込価格は、フジノユメ(2025年)と甲州(2025年)が2,750円、スパークリング豊水(2025年)が2,200円、メルロー樽熟成(2024年)が4,950円(いずれも750ミリリットル)でした。

基本情報

創業
2015年(「いわきワイナリー」の名で果実酒の製造免許を取得した年。醸造所の開設は同年7月)
代表的なワイン
フジノユメ / 甲州 / スパークリング梨ワイン 豊水 / メルロー 樽熟成
公式サイト
iwakiwinery.com

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